第3話 切り札はフクロウ
でも当事者と更衣室で会うと気まずいし、スッキリしない。その上、葵がそんな事する筈ないと葵達サッカー部とバレー部が言い争いになった。葵は、 友達の優子に相談した。
「それなら、最後の切り札はフクロウなんじゃない?」
「あー、相談してみる。」
放課後、葵は急いで美術室準備室へと向かった。
美術室の梟 奏先生は生徒たちからは悩みや相談事を聞いてくれる生徒達からは最後の切り札として信頼されている。飄々としていていつも落ち着いている。考えて事している時目を瞑ってじっと考え込む姿もフクロウみたいだ。
「先生。お願い助けて!疑われているような気がして。しっかり身の潔白を証明したい。」
「あー担任の先生から聞いたけど充分な証拠だったと思うよ。しかし話してごらん。」
先生は話を聞いてくれた。そしていくつか質問してきた。
①なくなった靴はどんな靴。
②その靴はいつどこで発見された。
③なぜ先生はその日のうちに君に確認にきたの。
というものだった。
先生には
①はティンバーっていうメーカーの靴
②模試の後、私の下駄箱の上に。私の下駄箱には自分の靴が入っていて、鍵かけてあった。
③①の靴でさらに色、サイズも同じものを履いているから。
先生はしばらく考えたのち、明日の朝練で話す約束をして帰宅した。
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