いえ、あくまでもフィクションですよ、フィクション!やだなぁ、本気にしました? しました? ……しましたけど、何か?でも案外会議ってこんな感じだったりするんですよ。そんで、そんな感じだったのに、最終的には「いやー、結果オーライだったねー」ってなるもんなんですよねぇ。ね、結果オーライじゃないですか、トリ、可愛いよ、トリ。
1フレーズの持つ破壊力って凄いなぁ……いや、ホントに凄いなぁ……でも、元編集長さんの予算配分は決して間違っちゃいなかったんだよっ!!だって、だってさ……東京オリンピックばりに何億円も掛けてマスコットキャラ作ったって、こんなに素敵な『フクロウ』は生まれなかったって思うもん。
カクヨムのトリが生まれるまでのアレやらコレやらが詳しく描かれています。私はトリが大好きなので最後まで楽しく読めましたよっ!
その小説交流サイトで起こった実話らしいです。全編をつうじてサラリーマン社会の現実が生々しくもどこかユーモラスなあたたかな目で描かれています。まるで見てきたかのように。立て板に水を流すが如く。ただ残念なのは、最後の一行です。日和ったこの一行がなければ、この一行さえなければ文句無しに星3つでした。でも、この一行に「サラリーマン魂がこもっているのだ」と、おじいちゃんの背中が語ってくれました「これが処世というものだ」と語ってくれているように感じられてならないのです。
アルバイトくんのその後は一体……。あいつの裏にはこんな生々しい物語があったなんて。