裏社会で行われる、すべてを賭けた末路とは

 読ませて頂きました。
 命がけのギャンブルが行われる裏社会において、それぞれの望みのために挑む、二人の男女。どちらも冷酷で悪事をこなすことに躊躇いはなく、必要であれば人の命さえ何とも思わないものの、なぜギャンブルを続けるのか……その根の部分には人間らしい所を感じる、いわばダークヒーロー物とも言えますね。
 この善悪の部分の対比は、上手く表現されており、またストーリーではギャンブルの緊張感と、全体的にも漂う、どう行っても絶望と言った絶望感、雰囲気的にとても良い作品でした!

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