一人の女性の、訥々としながらも情熱的な独白です。彼女の紡ぐ言葉に、何も起きていないのにはらはらしながら読み進めていきます。最後の最後まで、目が離せない一作です。
いろいろな男性もいます。そんな中で、出会って付き合ったりします。現実にありふれていそうな女性の一類型を描きながら、オチへもってゆくという、うまい流れ。