強さの真髄を垣間見た。

僕らは「強くありたい」というプライドに固執して、意地を張っている。そうする理由なんか忘れてしまっているのに。

この物語の主人公「ぼく」には、明確に強くありたい理由があった。
無謀な戦いであっても決して逃げないのだ。
少ない言葉で語られる彼の想いが僕らに問いかける。
「君はどうして強くなりたいのだ?」と。