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  • 第2話への応援コメント

    ここまで読んできました。安曇野はかつて訪れたところです。 
    すごく美しい景色が思い浮かんでいます。

    彼の旅の疲れや期待感、そして新しい環境への適応が丁寧に描かれており、読者は彼の心情に共感しやすいです。また、安曇野の風景や洋館の内装など、詳細な描写が物語の雰囲気を高めています。
    特に、永井がヘミングウェイの短編集を読み始める場面は、彼がこれから何を経験するのか、どのように成長するのかという期待感を引き立てています。全体的に、この章は物語の舞台設定と主人公の心情を巧みに描き出しており、次の展開に期待が高まります。

  • 第5話への応援コメント

    ヘミングウェイの『老人と海』でのサメの群れとの死闘は自然の猛威と闘う人の姿を映し出していて、印象に残っています。

    「釣れない時は魚が考える時間を与えてくれたと思えば良い」という言葉も名言ですね。

    作者からの返信

    「老人と海」は私のヘミングウェイ初体験でした。高校生の時に新潮文庫版を読んで、いたく感銘を受けたのをよく覚えています。「Big two hearted river」の鱒釣りで釣った魚に止めを刺す描写も、逆説的に生命感あふれる表現になっていたのが印象的でしたね。

    件のヘミングウェイの名言は釣り好きにとってまさしく至言だと思っていますが、どのように作品に落とし込むかは少々苦労しました。

  • 第1話への応援コメント

    そうですよね。
    ヘミングウェイも釣り好きですよね。モダンクラシックって呼ぶべきアメリカ小説って、釣りものや狩りものが多いんですよね、フォークナーとか。
    加えて、もやがかった片田舎にふと現れる洋館と、自制して静かではあるが、いつなんどき瓦解するか知れたもんじゃない、じっとりとした緊張感をはらませる意識の流れの手法。
    これってトレヴァーだよなと思ってプロフィールを拝見すると、やっぱりそうだ!

    通りすがりのものですが、長文失礼しました。



    作者からの返信

    ありがとうございます。
    「小説を書く自分」に影響を与えたと言う意味ではヘミングウェイのパリ時代の師であるガートルード・スタインの「形容詞を疑え」が一番大きかったのですが、トレヴァーも知らず知らずのうちに自分に影響を与えていたようですね。ご指摘感謝申し上げます。立て続けに濃いコメントを頂いて、カクヨムは良い書き手もいるけれど、良い読み手も居るなあ、と感激することしきりです。

  • 第4話への応援コメント

    ここまで拝見して、鱒つりフィールドに記憶を呼び起こされたせいか、『リバー・ランズ・スルー・イット』というアメリカ映画のことを思い出し、早めに星評価させていただきました。

    「自分は、自分が生きていることを常に確かめたいのかも知れません」という幸次の一言は自分自身の生を大切にしたい思いから発せられたと考えると意味深い一言ですね。

    文章、書き慣れていらっしゃるご様子なので、続きも楽しみにしています。

    作者からの返信

     どうもありがとうございます。私自身も鱒釣りが好きで、映画は詳しくないのですが、ヘミングウェイの「Big two hearted river」のイメージに触発されて「湖畔」を書き始めましたので、そう仰って頂けると嬉しいです。

     続きも頑張って書き上げますので、お付き合いいただければ幸いです。