用語集
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「肉体の中に魂をもつ」通常の生物と違い、「魂の中に肉体を持つ」生き物。妖怪など、いわゆる「モンスター」はこれに含まれる。
通常の生物が、受精によって肉体をつくり、そこに魂が宿るのに対し、怪物の場合は、生殖細胞とともに父と母の魂の一部が合体し、それが魂の生まれる場所・精霊界への門になる。そこを通って生まれた魂は『門』を自分の内部に取り込み、魂の中で肉体を完成させる。結果、肉体の外側に薄く魂が張っているような状態になっている。
その肉体の構造上、ほとんどが生まれながらに異能力を有している。後天的に発現する場合もある。
胎生か卵生かはさまざま。
本来の姿では「魂の光学迷彩」を常時発動しており、通常の生物が感知することはできない。(まれに、嗅覚が鋭敏な犬や野生動物には感知されることがある)
※
怪物の中でも、理里たちが分類される種族。最強の存在の一角といわれる。
その星における生態系の頂点の姿(地球においては、人間の姿)をもって生まれるほか、自らの魂の特性を歪んだ形で表した「真の姿」(怪物態)を持っている。このため、怪物としての外見が、同じ種族内でもほぼ一致しない。
人間に化ける能力を持っているというよりは、人間の姿も怪物の姿も、どちらも彼ら本来の姿であるといえる。そのため、人間の姿でありつづけることにエネルギーを使うことはない。「魂」という真の肉体、霊体の性質を表しているという点では、怪物態の方が真実に近いので、「真の姿」と表現される。
一般的に、個体ごとに非常に強大な力を持っていることが多いが……
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ある一定の業績を人界で成したと神々に認められた人物。非常時のため、冥界にとどめられていることが多い(北欧神話のアインヘリアルなど)。
現在はテュフォーン捜索のため、古代ギリシャの英雄たちはほぼ全員が人界に転生している。
また、その大多数が「黄金の林檎」によって異能力を得ている。
神々により、怪物を視認する能力も与えられているが、先天的に認識できるものも多い。
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霊体のこと。生物の本当の身体、ともいえる。生命そのもの。
絶対の力と永遠性を持ち、不滅。
内部にそれぞれ宇宙規模の世界を内包していることがわかっている。また、その強制力の強さには個体差があるらしい。
また、魂自体も霊光をわずかながら発している。
※魂の光学迷彩
魂の中に肉体を持つ、怪物ならではの能力。魂には、通常の光を透過する性質があるほか、一定以上の体積になると、光の電磁波を打ち消す磁場を発生させる性質がある。これを利用し、肉体の外側に張る魂の体積を増やすことで、通常の生物から姿を隠すことができる。
ただし、英雄や同類の怪物など、霊光を感知できる存在には通用しない。
人間に化けていない怪物本来の姿や、異形の「真の姿」では、世界に接する魂の体積が大きいため、この迷彩は自動的に常時発動している。
☆異能力とは?
いわゆる超能力。魂にそのエネルギーの源があるといわれる。神々もこのような能力をもつが、それは『権能』とよばれ、異能力とは区別される。異能力を超えた力……らしい。
生まれつき持っている場合が大多数だが、強い情動によって後天的に発現することもある。また、「黄金の林檎」とよばれる特殊な果実により発現させることもできる。
まれに複数保持者が存在する。
※黄金の林檎
魂の力を向上させる果実。これにより、凡人が食べると異能力が発現する。
神々は魂の力が強すぎるので、食べても強壮剤くらいにしかならないが、最上の食べ物として好まれている。
邪眼の蜥蜴はイレギュラー 設定資料集 若槻未来 @mirawaca
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