第46話(最終章):企業の支援金と緑綬褒章
東京の武田君から2016年も順調にレストランも回転してきて学生寮の
売り上げの1920万もあるので2017年中に投資金額を回収できる見込み
だと連絡が入った。東京のこのレストランの話題が多摩の地方紙に取り上げられ
インターネットでも話題になり始めたようだ。2016年3月に、ある企業から
NPO「乳児院・助け隊」の事業に対して補助金の対象になるので表彰状する
と連絡が入った。2016年4月10日に、その会社に代表の吉田秀夫が
招かれて表彰状と1千万円をいただいてきた。
そうして2016年は横浜でも4千万円、東京でも4千万円の寄付金を
全国児童養護施設協議会、全国乳児福祉協議会に送った。この巨額の寄付金
が全国社会福祉協議会で話題になった。そうして2017年を迎えた。
そして2017年の7月3日に内閣府から電話で今までの仕事の内容について
報告書を送って欲しいと連絡が入った。歴史や横浜と東京での事業内容を
詳しく書いて送った。11月12日に内閣府から、来年の緑綬褒章の対象に
選ばれたのでお知らせすると連絡が入った。この報告を受けて、吉田章子と
、秀夫は、その晩、珍しく祝杯をあげた。
振り返ってみると40年以上前に市営団地で近所の夫婦げんかで不幸な
子供達を預かって育て上げた。そこから福祉の心が芽生えて神の助けか
株投資でも成功して、財をなして、NPO「乳児院・助け隊」を立ち上げて
、近くの農家の人や善意の大きな寄付を受けて、NPO「乳児院・助け隊」
のレストラン、学生寮をつくり、寄付続けていたとき、これに賛同した、
東京近郊の若者が3人で東京支部を立ち上げて、横浜のやり方を学んで
、レストラン、学生寮をつくり、大成功して、結果として
2つの団体で年間8千万円近くの寄付を出来るようになった。
ここまで、全部、理想的にうまく言ったのは我々の情熱と神が運という
強い味方をつけてくれた、お陰かも知れないと振り返った。
そして2018年5月15日、国土交通省の大会議室で緑綬褒章をもらいに
吉田章子と秀夫、武田敏次の3人で参加した。その後、近くのレストランで
ビールで乾杯して祝った。
その時、突然、武田敏次が生きてるって本当に良いですね、
人の役に立つって気持ち良いですねと叫んだ、学校を卒業して大企業の中の
無駄な人事争いで半分人生を放棄したい気分だったのが本当の意味で
生きる意味、幸せの意味を実感できたと涙を流して喜んでくれた。
そうして3人で、これからも、はりきってやっていこうと
誓い合った。(終了)
無上の愛 ハリマオ65 @ks3018yk
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