第26話:アメリカ人とハーフの友人が出来た。
夏休みも、友人のブリジッド佐藤と橫浜のアメリカンスクールの学園祭に
行って、メアリーとスージーの2人と仲良くなって、数日後、メアリーの父が
教会の牧師をしていて、橫浜のYCACを予約してくれ、ラグビーの試合を
見に行った。試合の応援の後、YCACのレストランに連れて行ってもらい
、ビーフステーキや、サンドイッチ、紅茶、ケーキをいただいた。
幸子は、家に帰ってきて、今日、行った橫浜YCACの話をして、将来、
アメリカかイギリスに留学したいなと、話していた。それに対して、まず、
良い高校をめざしで、希望する大学を決めておくことが先決だと行った。
もし経済的に許せば、海外留学もさせてあげたいと、犬山重臣が言った。
良男の方は、そんな話を聞いても、興味示すことなく、夕飯を食べていた。
犬山重臣が良男に、お前は何をしたいかと聞くので、俺は、体力があって、
足が速いから、サッカー選手になって、きれいな、奥さんをもらってがっぽり
と大金を手に入れて、最終的には、ヨーロッパでサッカーのプロ選手になって
優雅な生活がしたいなと言った。夢はでかい方が良いから、かまわないけど、
英語の勉強が出来ないと駄目だなと言うと、お姉ちゃんに教えてもらうよと
笑いながら言った。
その後、三鷹で、ジュニアサッカークラブがあり、友達の西藤聡君が、
通っていて、一緒に行かないかと誘われたと言い、聡君の家は、すぐ近くにあり
、よく遊んでいた。数日後、友達の、お父さんの西藤一郎さんが、犬山重臣に家に
来て、三鷹ジュニアサッカークラブに入らないかと話しに来た。西藤一郎さんは
、もと高校サッカー選手で、近くの広場で、小学校から帰ってきた後に、
犬山良男君と、うちの息子がサッカーをしてるのも見て、良男君のサッカー
センスと、体力と、足の速さに目をつけたと話してくれた。
それに対して、犬山重臣が、うちでは、車もなくて、送迎できなし、私も、
日曜、祝日以外は、休みを取りにくいと言うと、それなら、私が、うちの聡と
一緒に送迎するから大丈夫と言った。じゃーお願いしようかと、犬山重臣が、
奥さんに聞くと、お願いできればありがたいと言い、宜しくお願いしますと、
西藤一郎さんに、頭を下げて、お願いした。承知、致しました、うちの聡も
喜ぶし、三鷹ジュニアサッカークラブのレベルアップにもなるので大歓迎します
と言ってくれた。
その後、9月から、日曜日、祝日に良男が、三鷹ジュニアサッカークラブの
練習に参加し始めた。この話を、奥さんから聞いた、義理の父が、1989年
9月18日、土曜の午後、良男が帰ってきた後に、来て、サッカーシューズ2足
とサッカーのウエアーを3着、買ってくれた。
その後、10月になると、三鷹ジュニアサッカークラブのメンバーになって
、運動量の多さと、足の速さで、ミッドフィルダーとして、活躍するように
なった様だ。1989年10月16日、日曜日のサッカーの試合に、行こうと、
義理の父から電話が入り、義理の両親と、犬山夫婦の4人で、車に乗せてもらい
、サッカー場へ、応援に行った。すると、良男は、大喜びして、その試合でも
2点を上げる大活躍で、義理の父が、あいつは、体力あるなー、足が速いなー
と目を細めて、大喜びしていた。
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