雷神
メイラスの目の前には、少年がこちらに背を向け佇んでいた。
先程、脇にあるガラスから仰々しい音とともに現れ、無数にあった腕を一瞬で全て輪切りにしてしまった黒い軍服を纏った少年である。
その少年の髪は轟々しく、雷神を宿したかのような金髪を持ち、右手には純白に輝く片手剣を持つ少年。
名をジュルド=アーマメントという。
「殿下…」
メイラスが弱々しい声で言うと、
その少年は背を向けながら言うことには、
「待ってろメイラス、40秒で片をつける」
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