挿話 神の国(アクティウス)

神のアクティウスーーこれは上鍛冶が向かう世界の名前だ。その世界の惑星は球体である。陸地と海洋の面積比は7:3。世界人口は約10億人。

中世の頃のこちらの世界にそっくりである。しかし、異なる点が存在する。そこには竜などの魔物が存在する。それがあったおかげで魔法という学問が発生した。また、そこには不思議な鉱石が存在する。その恩恵を受け

魔石学という技術が出現した。

これが神のアクティウスである。

なお、この名称はその世界にいる人がつけたわけではない。

まず、世界などに名称を付けるだろうか?

そもそも名称とは一つ一つを区別するために作られたものだ。例えば、アメリカやヨーロッパの道路には一つ一つに異なる名称が付いてるように。

ならば、この名称は誰が付けたか?

それは世界が二つ以上あることを認識しているもの。それはこの世界を外から見渡し、傍観するもの。

それを人はーー神と呼ぶ。


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