第14話社会復帰のその後
社会復帰して、2週間が経過した。
今のところ、特に問題なく勤務できている。
朝が辛いので、昼からの勤務はとてもありがたい。
何よりも、少しでも社会に出て、仕事ができているということが嬉しいし、自信になっている。
急がず、焦らず、自分のペースで。
最終目標は、フルタイムで働くことだけれど、健康に勝るものはなしと言う言葉を自分の中で何度も唱えて…。
この回でこの話は終わりにしたいと思う。
最後に、
よく鬱病は「心の風邪」と言われる。
人は「風邪」を引いたら直ぐ病院に行くけれど、「心の風邪」を引いた時は躊躇するのは何故だろう。
それは、自分で風邪を引いたことに気づいていないのかもしれないし、分かってはいるけど、騙し騙し毎日を送っているのかもしれない。
「異常」なことに慣れてしまうと、それが自分の中では、「普通」になる。
「普通」になると対処が遅れる。
そして、コップの水が溢れるように、症状が一気に現れるのである。
現代は、ストレス社会と言われ、鬱は切っても切り離せないものになっている。
昔よりも世の中の鬱に対する理解が深まっているように見えるが、まだまだオープンにして働くことは難しい。
周囲の支えや理解も必要だが、甘えの一言で済まされてしまうことも多いと思う。
拙い経験談ではあるが、今悩んでいる人にとって、何かに気付くきっかけになったり、鬱に対する理解が深まると嬉しい。
そんな気持ちを込めて…。
ここまで読んで下さり、本当にありがとうございました。
心の病と忘備録 てまり @yuzuponju
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