愛の確かめ方は人それぞれではある。厄介なのは、愛でないものを愛と思い込んでしまうことだ。なまじ愛には定型がない分始末が悪い。そんな主人公の前に現れた彼女は、愛の使者なのか破滅の悪魔か。改札という舞台演出の選択が渋い。