【シリーズ書籍化決定!】魔法で人は殺せない

作者 蒲生 竜哉(旧:翼)

55

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★★★ Excellent!!!

不可思議と冷酷残忍とが上手く合わさって、ダベンポート氏が一つの事件を解決。
魔法が加わるミステリー、とてもとてもワタシ好みでした。
ヨーロピアンが香る作風、簡潔なのに具体的な説明──お話に入り込む速度はすぐでしょう。
だから、あなたがそのドアを開けたら現場かも……。

でも大丈夫、だってダベンポート先生がいらっしゃるから。

★★★ Excellent!!!

魔法前提の世界観なのに、きちんとミステリとして成立している精緻なストーリー。
ヴィクトリア朝の魅力的な世界観を見事に描いている、優れた描写力。
登場人物も個性的で、非の打ちどころのない素晴らしい作品です。
特にミステリが好きな人にはとてもオススメ。

★★★ Excellent!!!

【面白かった点や良かった点】
キャラクターや物語の背景。
「魔法×ミステリ」いけるんではないでしょうか。「魔法×ミステリ」はこういうの作るべきものでしたね。
映像化もして欲しくなる世界でした。


【期待している点】
もうちょっとユーモアが欲しいが、そうすると世界観が壊れてしまうかな、難しいところです。

★★★ Excellent!!!

夫人爆殺事件。
およそ、魔法とはかけ離れた死因解明に呼び出されたのは、
王立魔法院捜査官・ダベンポート。
知己の、王立騎士団中隊長・グラムの導きで現場となったバルムンク邸に到着するところから物語は始まります。

いくつもの縛りの上で展開される、厳然たる魔法。
科学が構築した、スチーム技術。
ビクトリア朝の格調高い世界、アイテム、システムの中に息づく、二つの法則の狭間で起きた事件を、
ダベンポートが泥臭くも、スマートに解決します。

指を鳴らせば発動する魔法世界ではありません。
推理や捜査は、地道な積み重ねの上で粛々と行われます。
だからこそたどれる、人の尊厳と法則の道理が込められた世界です。
その先に明かされる事件の顛末まで、一気に読み進められる魔法には掛かってしまいますので、そればかりはご愛嬌です。

ダベンポートの華麗なるデビュー戦を、どうぞ見届けて下さい。
続編も用意されています。
ダベンポートやグラムの活躍は、まだまだ始まったばかりだと言うのに
今から新作を熱望してしまうほどです。

いまさらではありますが、
少々むごい状態の死体の描写があります。
読む方によっては、キツいかもしれませんので
ご注意下さい。

最後になりましたが、
蒲生様。裏切らない渾身の作品を届けて下さって、
本当にありがとうございます。
ここに蒲生様ファン一人。
コンテスト用の長編を今から熱望しております。
是非。是非ともお願い申し上げます!