第39話:レストラン建設へ2

 その後、「妻有の里」調理師の山村静夫君に、今日、ここに泊まり、明朝、三浦漁協小網代支所の早朝5時からの浜売りを見に行こうと誘うと、快諾してくれ、明朝4時半過ぎに、車で15分の会場へ行くと、多くの人が買いに来ていた。魚売り場の人に聞くと地元でとれた魚介類などを土曜日以外の朝5:00~6:30営業していると教えてくれた。


 次に、近くのレストランで朝食をとり、その他、エナヴィレッヂという店が、朝5:00~夕16:00、毎週火曜日は休みで、三浦市南下浦町松輪で開設し、多くの良い魚を売っているという情報を掴み、すぐに出かけた。ここ三浦市の松輪は、松輪サバという絶品の鯖で有名場所で「松輪サバ」は7月以降から脂が乗ってきて、最高の時期、旬は10月~12月といわれている様だ。決して安くはないが、試しに発泡スチロールの箱に氷を入れて、松輪サバ、数本買った。


 近くのレストランで朝食をとって、今度は、車で1時間かけて、横浜市金沢区の横浜南部市場に行き魚市場を見て回った。三浦の早朝の魚市で良い魚がなかった場合、こっちで手に入るし、肉も野菜も果物も数多く揃っていた。


 その後、車で10分のコストコ金沢倉庫店へ行くと、牛、豚、鶏肉、プルコギ、ベーグル、チーズ、チーズタルト、ティラミス、ケーキ類、エビ、ホタテ牡蠣、バケット、クロワッサン、米、珈琲、紅茶、お菓子と種類豊富で大包装で、安い価格だったので、ここを中心に仕入れる事に決めて、城ヶ島の店に戻った。


 その後、厨房設備工事が始まると、すぐ2005年を迎えた。2005年1月15日で厨房設備が、全て完成し「妻有の里」の広瀬社長にも見てもらうと、ベランダ席からの海の眺めは最高と、べた褒めだった。多分、人気が、出るから、庭のテラス席とベランダ席の見えるところに、混み合いますので、できるだけ1時間以内に交代していただきますと、より多くの方が、この素敵な眺めを楽しめますので宜しくお願いします、とでも書いておいた方が良いかもせれませんと言ってくれた。


 店から、三崎口駅まで、車で10分以内なので、無料で送迎する事を考えていますと言うと、それは良いアイディアですねと言い、厨房など設備全般を確認して4月18日にオープンする予定だと広瀬社長に伝えると「妻有の里」休みの水曜日に、会社の連中と来ますと言うので、お待ちしていますと言い。達夫と夢子が喜んだ。


 今度、働きに来る調理師さんのチーフの22歳の山村静夫君が広瀬社長と一緒に来ていたので、1月16日の8時過ぎに安田達夫が山村静夫君に料理長をお願いすると言い、採用したパートさん男性4人女性8人と「妻有の里」の調理師さん10人に紹介した。


 1月18日オープンまでに、厨房のテストと点検してもらう事、男性のパート4人にはハイエースの運転に慣れてもらう事、女性パート8人には、調理師さんと打ち合わせして、注文の取り方、コックさんへの伝え方や、料理の出し方などを打ち合わせるように指示して、明日1月17日は、実践を想定したテスト営業をすることにした。注文や料理出しは、フロアー長がしっかりと見る事とした。

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