ついつい、勢いで奥様に秘密を作ってしまっただんな様。その秘密を打ち明けられず、ずるずると夜が明けて……。だんな様が奥様をとても大事にしてらっしゃることがよくわかる素敵なエッセイです(*´▽`*)
山下和美先生の『天才柳沢教授の生活(講談社)』で、主人公の柳沢教授が奥方に無断でパソコンを買い、嘘をつこうとして結局正直に喋って怒られる下りがある。本作の主人公は買うべきか買わざるべきか……ではなく買ったあとか買う前かで悩むタイプなのだろう。恐妻家はすべからく哲学者だ。本作で主人公が開陳するところの家庭哲学には微苦笑を禁じ得ない。結局のろけで終わるのがまた良い。夫婦善哉。
衝動買いをしてしまった作者様。奥様(怖い)に言い出せずにいた数日間を、実況中継風エッセイにしてくれました。リアルタイムで読んでいたため、あぁ今日は言えるかなぁ、がんばれ、と応援しつつ読みました。結末は、いかに……。怖いと言いつつも、奥様への愛情が滲み出てしまう作者様の文章にほっこりしつつ、やっぱり女性は強いなぁと感じました。
戦いは始まった。妻に言えないよ今日も。旦那様の抱える秘密は些細なもの?それとも。打ち明けるべきか否か。悩む、悩む。そんな葛藤のさなかにですが。「美人の妻が……」愛情たっぷりです。思わずニンマリ笑えます。さてさて攻防戦の結末はいかに?ラストまで一気に読めちゃいますよ。
とても切れるナイフ。非常に危ない。そのナイフの刃に指の指紋部分を引っ掻けて遊ぶ。新宿の場末の地下のキャバ。いかにもボッタくられそうな、ヤクザのチンピラがいそうなキャバ。何故かそこへ吸い寄せられる。小学生の時のプール。変な穴を見つける。水の入れ替えの為の排水口だ。手を近づけると凄い勢いで吸い込まれる。