むかし読んだおそ松くんで、六つ子たちが西部劇をテレビで見て興奮するシーンがあります。それを見てから、ローハイドをはじめとした西部劇=昭和の文化というイメージがあったので、まさかカクヨムで西部劇を読めるとは思いもしませんでした。
ですがこの物語にはネイティブ・アメリカンを襲うシーンや男の賞金首を狙うガンナーもおらず、むしろどこか牧歌的な、平和な雰囲気が見て取れました。
敵もすぐに女の子である主人公を殺すことはしないし、むしろ紳士的ともいえます。紳士的な敵。まるで昔の漫画によく出てくる敵のようです。
日本の漫画とアメリカの西部劇の文化が組み合わさったような物語を、ぜひ一度お読みになってはいかがでしょうか。
とても楽しめます。