樹上のディスカス

スペック

 翌日、ニューハウィックに集結していた日米の軍人兵士全員が街の北東部に集められた。そこには塩湖のような果てしない平野が広がっていた。

 果てしない?

 荒野に慣れ切ったアメリカ人なら地平線に山々の稜線が突き立って見えるこの程度では「果てしない」とは言わないかもしれない。ただ少なくとも狭苦しき日本列島の感性をもった私にしてみれば十分果てしない規模だった。山々のピークが薄い蜃気楼のせいでくびれて千切れそうになっていた。

 我々は百人程度の横隊で方陣形を組んだ。正面はおよそ南東。一列ごとにゆっくり前進して進路上の岩、石ころを排除し、窪みを埋め立てる。拾った障害物は指定範囲外に持ち出すか横向きに遠投する。次の列は前の列が取りこぼしたものを拾って処理する。私たちの中隊は真ん中より後方の位置取りだったので残っているのはせいぜい手のひら大の石ころばかりだった。まだ大岩をテコでほじくり返そうとしている一団を避けて前に進んでいく。投げると肩をやりそうだけどわざわざ端まで持っていくのも面倒臭いくらいの大きさの石は漆原に任せる。すると漆原はちょっと列を離れて射線を開けたあと、アメリカ人のリリーフ投手みたいなでかいフォームで石を投げる。すると石はろくに放物線も描かずにまっすぐ滑走路端まで飛んでいく。そして着地点で爆発のような砂煙を上げる。信頼のパワーだ。

 そうしてほとんど砂粒まで取り払うと、土で突き固められたような細長い長方形の敷地が出来上がった。幅五十メートル、長さ九百メートルといったところだ。向きは東西南北や街の区画に合わせてあるわけではない。あくまで起伏の小さいところ、障害物の少ないところを縫って置いた結果だった。

「わあ、これならドラッグレースできるよ」端まで来て振り返ったところで栃木が言った。「端から端までカッ飛ばしたら気持ちいいだろうな」

「あれって四百メートルくらいじゃないの?」と漆原。

「四百メートルまでの加速を競うんだよ。コースが四百メートルしかなかったら壁に激突して死んじゃうよ」

 米軍の移動管制塔のトレーラーがその長方形の傍ら、長辺の真ん中あたりに陣取ってアンテナを伸ばす。しばらく待っているとキーンと甲高いエンジン音が大気を割って聞こえ始める。米軍のC−17輸送機が街の陰から黒い図体を現す。C−17は一度長方形の軸線に乗ってローパス。一周旋回してフラップとランディングギアを下ろし、まさか風船でできているのかと思うくらいの低速でグライドスロープに乗ってくる。移動管制塔のILS信号に従って時折エンジンを小さく吹かしながらほぼぴたりと長方形の短辺にタッチダウン。そう、長方形は滑走路だ。私たちが設営していたのは野戦飛行場だった。

 C−17は着地後すぐさま四発のエンジンナセルを開いて全力でスラストリバーサーをかける。ナセルフラップで反射した高圧のジェット排気が地面の砂を巻き上げ、煙幕さながらに機体を覆い隠す。再び姿を見せた時にはC−17は長辺百メートルほどを残して十分減速していた。

 胴体後部のカーゴドアは上半分がすでに開いている。滑走路の一端で左翼の二発を再びリバースに入れてまるで戦車のように超信地旋回、再び長辺に軸を合わせる。ステアリングによる旋回では滑走路の幅が足りない。そして荷下ろしの前に反転を済ませたのは、周りに人が集まってから推力線を振り回すと危険だからだ。ジェットブラストが人間に直撃しなくても、巻き上げられた石などは野球ボール並みのスピードで飛んでくる。現に滑走路から百メートル以上離れていても足元まで砂利が転がってきた。

 C−17はカーゴドアからスロープを下げる。中から人影がわっと現れ、中から荷物を引き出しにかかる。まず戦闘ヘリの機首がゆっくり現れる。メインローターは後方に束ねられ、テールブームは半分に畳まれている。同じ機体が二機引き出されたあとトラックとパジェロが自走して出てくる。C-17はアメリカの輸送機だが中身は全部日本のものだ。ヘリには見覚えがないがともかく日の丸をつけている。トラックとパジェロがシャフトでヘリの尾輪を牽引して滑走路から距離を取り、C−17はパワーをかけて離陸を始める。ほとんど真下方向まで曲がったフラップが空気を押し下げ、空荷になった機体はものの三百メートルほどでのっそりと浮かび上がった。機体は機軸に対してまっすぐ前方ではなくやや斜め上に向かって進んでいく。さらに迎え角を大きくとって地上から背中がほとんど丸見えになるくらいの角度でぐいぐい上っていく。見かけさほどスピードが出ているわけじゃないから失速しないか心配になる。翼よりパワーで前進しているような感じだった。

 C−17は高度五百メートルほどまで登ると我々の方に戻ってきて、挨拶代わりに上空で一回転ロールしてから去っていった。

 頭上にかかった影を見上げて栃木が「わぁ」と声を上げる。

「輸送機って意外と軽快だよな」漆原が言った。

「自重に足して何十トンも積んで飛ぶんだから、そりゃ空荷だったらパワー余るよ」と私。

 なぜ日本の部隊だけを米軍の輸送機が持ってくるのか。この程度なら自衛隊の輸送機でも十分足りるはずで、これだけの規模の演習なのだから空自も別の要件で出せなかったというわけではないだろう。とすれば米軍側の熱烈な要望によるものなんじゃないだろうか。連携とか協力とかかさに着て、結局本音を言えば外国から活動資金を毟り取りたいだけなのだ。


 昨日のうちにニューハウィック入りしていた帯広の第一対戦車ヘリコプター隊の本部と到着の挨拶を交わしたあと、一行は町はずれの空き地に陣取って荷解き作業を始めた。私も新型のヘリには興味があった。テールアームは胴体の横にぴったり畳まれていた。ヒンジで展開してボルトで接合、ローターを取り付ける。実物は初めて見るヘリだった。

 全長は二十メートル弱、正面から見るとローターやスタブウイング、ランディングギアを除いた機体幅はほとんど一メートル。ギアは主輪・尾輪式。コクピットはタンデム二列。その後方両側に整流用の半楕円形の突起と側面開口に近いインテークがあり、赤外線低減マフラーをつけた縦長のエギゾーストを見るに縦積みの双発。メインローターは四翅、斜め下に突き出たスタブウイングの下にパイロンが各三つ。排気口の下から細長いテールブームが伸び、その先にややV字の尾翼とX字のテールローターがついている。センサー類はキャノピーの後方とローターマスト上、機首下面に単砲身の機関砲ターレットが剥き出しで取り付けられている。全体としてはOH−1を無骨にパワーアップして戦闘ヘリに仕立てたような風貌だった。

 ローターの展開についていた五月女が一息入れるために機体を離れてこちらに歩いてくる。マーリファインは高射砲だから演習では何かとヘリコプター部隊と絡むことになる。北海道で何度か顔を合わせたことのある女だった。前はAH-1S(コブラ)のガンナーをやっていたが。

「ああ、お前も来てたのか。なんだっけ」早乙女は帽子のツバを少し持ち上げて私の顔を見た。小柄なので帽子もベストもいささか大きく見える。階級は私と同じ二等陸曹。以前と変わっていない。真っ黒くツヤのある黒髪も変わっていない。

「柏木。名前憶えてない相手にそんな話しかけ方するなよ」

「ディスカスに興味があんのか」

「AH−Xだろ? 次の演習ではヘリ部隊と当たるって話だからな」

「そういう名前になったんだよ。最大出力三千四百軸馬力、機外搭載量二・五トン」

「アパッチと同じくらいか?」

「そう。だが前面投影面積はアパッチの七十五パーセント未満なのさ」

「電子系は」

「新規設計」

「不具合が残ってそうだな」

「それをクリアしなきゃここには持ってこないだろ」

「コブラの後継機ってことになるのか」

「まあな。アパッチは数が揃わなかったからな」

 陸自が運用する攻撃ヘリはつい最近まで二種類だけだった。AH−1SコブラとAH−64Dアパッチ、いずれもアメリカ製で、コブラは数が揃っているが古く、アパッチは新しいが数が少なかった。日本が買い始めた矢先にメーカーが生産をやめてしまったのだ。外交関係や政治家の利権が絡んで国産攻撃ヘリの話が最初に持ち上がったのはその頃だった。最初に、というのはつまりそのあと数多の妨害と挫折を経てようやく形になったのがディスカスであるということを意味している。

「見かけはOH-1、運用はコブラ、性能はアパッチ。私にはよくわからないな。アパッチのライセンス生産で事足りそうなのに、前面投影面積のためだけにこんなヘリを作ったのか?」私は言った。ヘリを作るだけならともかく、作ることが確定するまでに費やされただろう莫大な無駄金のことを考えるとすんなり受け入れられなかった。

「アパッチのエレクトロニクスにはブラックボックスが多いんだ」

「そこだけ日本で作ればいい。中身が違えば側が同じでも全然違う兵器に仕上がる」

「中身が違うならそれに合わせてガワを造る方がいいだろ。ガワだけのためにライセンス料払わなくても」

「いや、次の中身の更新を考えたらガワには余裕が必要だよ。どうせ機体の寿命とか空力設計の進歩より電子系の進歩の方が早いんだから」

「私は別にディスカスが切り詰めた設計だなんて言ってないよ」

「そうだな。こんな大雑把な話はナンセンスだ。それで、コブラに比べて使いやすいの?」

 我々現場の人間にとって兵器の良し悪しってのはスペックじゃない。乗り心地、インターフェース、安定性だ。

「そらもう。いいよ。センサーフュージョンも進んでるし、操縦桿もただのHOTAS(ハンズ・オン・スロットル・アンド・スティック:操縦桿とレバーを握ったまま主要な操作を完結できる入力インターフェース配置)じゃない。それに、風防の側面、ほんの少しアールになってるだろ。あの微妙なふくらみで結構ヘルメットが当たらないんだよ」

 私は機体の正面に回って五月女の言葉を確認した。

「ああ、メットの厚さの分だけ外に出してあるのか」

「厚さ?」

「乗員の身体感覚はあくまで自分の頭だからな。風防の枠の外に頭が出たらさすがに当たるってのは無意識に認識してるんだ。でももしガラスが平面でメット被ってたら、身体感覚がギリギリになる前にメットが当たるだろ?」

「そういうのはよくわからないな」五月女は全然ぴんと来ていない。

「まあ、悪いヘリじゃないんだろうな」

「納得してないだろ」

「まだね」

「それなら実力行使だ」

 五月女は空手の構えをとる。私は別に何のリアクションも取らずに答える。

「でもヘリの天敵は戦闘機とSAM(地対空ミサイル)だ。マーリファインはSAMだからな。忘れるなよ」


 攻撃ヘリが相手なら装甲は必要ない。防御性より機動性だ。マーリファインの装甲板取り外しに要したのは半日ほどだった。取り付けと同じ要領で牽引車のクレーンを使って地面に重ね、ワイヤーで括ってあとでまとめてトラックに積み込む。装甲板を外しただけで基部のハンガーは残しておく。ハンガーだけなら重量増は百キロに満たない。

 その日は雲が多く、作業もキャンプ前の道を使えたので暑さはさほど感じなかった。疲れたら建物の下に入って涼んでおけばよかった。

 空が見えなくても輸送機が近くを飛び回っているのは音でわかった。その日はさらに何便かアメリカのC-17や日本のC-2がニューハウィックの即席飛行場に発着して不整地滑走の訓練がてらに物資や装備を降ろしていった。その様子自体は別に二回も三回も嬉々として見学するようなものじゃない。ただ真上を飛ぶとほんとに鼓膜が破れそうなくらいでかい音がするので、いちいち顔を上げて睨みつけてやらなきゃならないのは癪だった。

 でもいいこともあった。我々の中隊にも補充が来たのだ。マーリファイン一機と牽引車一両、支援用のトラック一台とその荷台に積まれた対空装備四式。そして人員が五人。ただしうち三人が支援班で、残り二人が戦闘班だった。マーリファインは砲手、装填手、操縦手の三人で運用する。砲手が機体を操り、操縦手が牽引車を動かし、装填手がその間を取り持つ。この第四班に足りないのはまさかの砲手だった。もともと一個中隊の定数が四機なので人選はやっていたのだけど、内諾を取っていたソーカーが急に来られなくなったらしい。とりあえず便が出る時に物だけは持ってきたということだ。

 輸送機から降ろした車輌や物資はニューハウィックに留まるものもあれば演習場の他の地区に運ばれたり、場合によっては他の地区から取りに来たりすることもあった。荷物は日本から来るものもあればアメリカのものもあったし、場合によってはイギリスやドイツらしいものもあった。空輸は陸送よりよほどコストがかかる。それでも遠くから荷物を運んでくるにはニューハウィックの飛行場は都合がいいようだった。

 一通り輸送機の発着が済むと一つエキシビジョンをやらないかという話が持ち上がった。いや、別に私たちの部隊が言い出したわけじゃない。誰か余興狂いのアメリカ軍の将校がマーリファインの脚の速さを聞きつけて、それじゃあアパッチと競わせてみろという運びになったらしい。アメリカ軍の攻撃ヘリ部隊も一度ニューハウィックにキャンプを構えていた。むかつくことにこれがスペック的にはいい勝負なのだ。マーリファインは直線時速二四〇キロ前後だが非武装のクリーン状態で助走もかなり長くとっている。対してアパッチは二七〇キロ超だがこれも地上より空気の薄い高度三〇〇〇メートルあたりで計っているのだろう。高度が高いほど空気抵抗は減るからごつごつした形のアパッチは恩恵を受けやすい。したがって空気の濃い地表高度では二七〇は出ない。五十キロくらいは下がるんじゃないだろうか。

 せっかくだからディスカスも加わったらどうかとアメリカのアパッチ部隊から日本のヘリ部隊にもお誘いを出したのだけど、いやまだ性能を大っぴらにしたくないということで断られたとか。全くおカタい連中だな。コブラにはアパッチほどの速度性能がないのはわかっているし、かくして仕方なくマーリファインとアパッチの対決になったわけだ。

 マーリファインは新しく日本から到着した四番機が選ばれた。重石になる装甲板のハンガーもくっつけていないし、演習で酷使されていないから足回りも万全だ。エリコンKDと弾倉ラックを下ろし、大腿部側面に標準装備するシュルツェン、尾部のスコップや牽引用のワイヤーといったOVM(車外装備品)も全部取り払う。

 パイロットはどうするのか。これは中隊全員から希望を取った。我々の中隊に限っては操縦手も装填手もかなり腕のいいソーカーが揃っている。五秒ほど誰も手を上げなかったので私は「栃木にしよう」と言った。

「なんで私?」

「レースしたいって言ってたじゃないか」

「そうだけど、それは車の話で……」

「これだけ軽いマーリファインを扱える機会もなかなかないだろうな」賀西が言った。栃木が本気で拒んでいるわけじゃないのを見抜いている。「やってくれよ」

「はい」中隊長の言葉だ。栃木も断れない。

 一七〇〇時、両機とも滑走路もといコースを往復してウォームアップ、一人の兵士がマーシャラー用のラケットを持ってコースの端に立って位置につけの合図。

 アパッチはすでにホバリングしてスタートの合図を待っている。栃木もスタートラインを見極めて腰を下ろす。着座姿勢にかなり近いが機体の軸をかなり前に傾けている。

 そしてコース上の兵士がラケットを振り降ろす。

 両者動き出す。栃木機が前に出る。地面を蹴り出せる方がスタートダッシュは速い。

 機体を前傾してパワー軸を進行方向に近づけたアパッチが次第に追い上げる。

 追いつき、追い抜く。

 栃木機がダウンウォッシュの砂煙に見えなくなる。視線指示灯の赤い光だけがちらちらと見え隠れする。

 だがマーリファインはそれで終わらない。機体軸を前に傾け、どんどん姿勢を低くしていく。転倒する直前に足をついて後方に蹴り出す。そうして重心を前方に投げ出すようにしてどんどん歩幅を広げる。機体軸が水平に近づくにつれてほとんど際限なく加速していく。コクピットの中ではシートがほぼ真下を向いている。シートベルトに吊られただけのこの状態を気持ち悪いと感じるパイロットも多い。

 滑走路の端には日米で左右に分かれた野次馬たちが低額紙幣を握りしめて待っている。二機がほぼ同時に滑走路端を越え、いきり立った野次馬たちは砂煙に巻き込まれて姿を消す。そして片側は雄叫びを上げ、片側はブーイングを吐きながら、ともに真っ黄色になって煙の中から再び現れる。

 喜んでいるのはどうも日本側だった。栃木機の方がわずかに早かったようだ。身内の私たちは遠くから、町はずれのビルの屋上に上ってミーアキャットみたいに双眼鏡を構えて見ていただけなのでよくわからなかった。なにしろアパッチのせいで砂を浴びるのが嫌だったのだ。

 栃木機は両足を揃えて一度低く飛び上がり、重心を持ち上げたところで足の回転をスピードに合わせて着地、少しずつ減速する。足の損傷と摩耗を最小限に留めるやり方だった。

 対するアパッチは上昇してぐるりと旋回し、地団駄を踏むみたいにぐるぐる回ってから部隊のキャンプの方へ飛んでいった。

「よくあれで盛り上がれるよなあ」

「戦うのに関係のないスペックだからじゃないかな。最高速度ってのは、マーリファインにしても、攻撃ヘリにしてもさほど大事なスペックじゃないんだ」漆原は私に答えた。「それよりも加速力とかさ、地形を縫って飛ぶ・走る平均スピードの方がよほど性能に響くっしょ」

「なんだよ、妙に分析的だな。……まあ、それは一理あるか。勝ち負けで神妙な顔してるやつがいないのはきっとそのせいだ」

「これは自分の命にかかわるかもしれないって思わなくていいわけだからね」

 双眼鏡を野次馬の方へ戻すといつの間にか日本もアメリカも関係なく混じり合って札束を投げ合っていた。勝ち負けそのものより賭けが大事みたいだ。

「じゃあ、私もちょっと行ってくるかな」漆原は妙にニヤニヤしながら階段を降りようとしていた。

「あ、賭けてたのかよ」

「大事なパートナーだぜ。そりゃ賭けるよ」

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