従者専用エフェクト

この話で取り扱うのは制限:従者専用のエフェクトだ。基本は従者だけが使えるもので、《血の戦馬》で使えるようにするとしても、まず間違いなくそれ専用の構成を作る必要があるだろう。基本ルールブック環境の従者専用エフェクトは7種類ある。それぞれ見て行こう。


《意思なき者の舞い》最大レベル5

タイミング:リアクション 技能:〈回避〉

対象:自身 射程:至近

説明:ダイス+Lvでドッジを行う。このエフェクトを取る利点は「リフレックスを使うための起点」と「ダイス増加」を省経験点で得ることができる点。リアクションのダイス増加だけであれば《赤河の従僕》を取った方が断然良いので、その点は注意して欲しい


《忌まわしき砲弾》最大レベル3

タイミング:メジャー 技能:シンドローム

対象:範囲(選択) 射程:-

説明:攻撃の対象を拡大するエフェクト。レベルは1でも十分使えるので、それだけ取ることもある。他のエフェクトと比べると、キュマイラのピュア専用エフェクトである《増腕》のほぼ上位互換なので、その点で言ってもかなり強いエフェクトだと言える。しかし、そもそも攻撃力が足りないことも多い従者型において対象を変更するだけの《忌まわしき砲弾》を取っていては経験点が足りなくなるため、元々取るつもりで構成を考える必要がある。


《かりそめの狩人》最大レベル5

タイミング:メジャー 技能:-

対象:- 射程:武器

説明:〈射撃〉ダイスLv個増加。エフェクトの起点として使える。が、ブラム=ストーカーの起点には優秀な《滅びの一矢》があるため、基本的にHPを節約したい人用。しかし、リザレクト後で使うためのHPが足りないと言う状況にならない従者で、わざわざ増加ダイスを減らしてまでHP2点を節約するほどのメリットがあるかは不明。


《かりそめの剣士》最大レベル5

タイミング:メジャー 技能:〈白兵〉

対象:- 射程:武器

説明:〈白兵〉ダイスLv個増加。エフェクトの起点として使える。《かりそめの狩人》と同じように《鮮血の一撃》がある。省侵蝕率な訳でもないので、取る必要はあんまりない。


《愚者の兵装》最大レベル5

タイミング:常時 技能:-

対象:自身 射程:至近

説明:従者専用アイテムをLv個常備化させた状態で従者が作成されるようになる。従者専用アイテムが強いものばかりなのでアタッカー型なら取るメリットは大きいだろう。なお、常備化した状態で登場するエフェクトなので地味に《血の戦馬》で使えるようになった場合どうなるのかグレーなエフェクトである。


《コウモリの羽根》最大レベル1

タイミング:- 技能:-

対象:自身 射程:至近

説明:従者が飛行状態になる。つまり敵が接近してきても逃げられるということなので、白兵アタッカー役であるとちょっと便利。ちょっと便利程度で採用するほど従者型では経験点が余らないので取得されることは少ない。


《闇夜の呪い》最大レベル3

タイミング:メジャー 技能:〈RC〉

対象:範囲(選択) 射程:至近

説明:攻撃力+Lv×5の高火力範囲攻撃。ただし、使った従者は消滅する。フルパワーアタックなどと並ぶほどの高火力攻撃だが、消滅するというデメリットから継続的に使用するのは難しい。しかし、従者は元々すぐ死ぬのだからそれぐらいなら超高火力出して死んで貰ったほうがいいと言う発想もある。その場合は侵蝕率効率がかなり悪くなるのでその点も気をつけて欲しい。



従者専用エフェクトには構成の中心となる可能性を持つものもある。作成者が使えないというデメリットは大きいが、ぜひ従者型を作る際には視野に入れておいて欲しい。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ダブルクロス The 3rd Editionで従者型を作るために @roroneko123

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ