FM0802(生放送)

倉海葉音

FM0802(生放送)

 ♪パ〜パパンパ〜ッパッパッンッパ〜〜

  ンパパツパ〜ンッンッツンパ〜〜

     (番組OP: 下着デシタギリギリ「パンツ・ソナタ 第6番」)


 

初田はつた「20時になりました。皆さんこんばんは! 今夜もFM0802、生放送でお送りいたします『オパンツ夜会』。司会はパンツ界の貴公子こと初田と」

正津しょうつ「パンツ星から来たお嬢、わたくし正津でお送りいたします」

初田「そして本日のゲストはこのお二方!」

山下やました「はーい、三度の飯よりパンツ好き、海外生まれの関西人。芸能界のパンツ番長、山下キールで〜す!おおきに〜!」

白都はくと「そして、僕はバイオリニストの白都蘭楠はくとらんくすです」

初田「山下さん、白都さん、今日はよろしくお願いします」

山下「よろしくお願いしまーす」

白都「お願いします」

初田「そしてブースの外にいるリスナーのみんなも、よろしくね〜!」

(リスナー、沸き立つ)

初田「えーまずはですね、今日のボクのパンツは青と白のギンガムチェックのトランクスなんですが、正津さんはどうですか?」

正津「私はですね、ピンクよりの赤です」

初田「ピンクよりの赤!おー攻めてますね〜」

正津「コンセプトはですね、『彼氏の家での4回目のお泊り』です」

初田「あー、4回目。あえての」

正津「あえての」

初田「少し慣れてきたところでのパンチ的な」

正津「パンツだけに」

(リスナー、どっと沸く)

山下「山下は今日はまっさらなブリーフですよ」

初田「おっ、さすが山下さん。聞く前から自己申告していきますね」

山下「おろしたてのスベスベ・ホワイトです」

正津「いいですね〜」

山下「正津さん適当すぎません?」

正津「そんなことないですよ?」

初田「まあ彼女は彼氏の家に行く前ですから」

山下「あー盛り上がってますからね、気持ち」

正津「そうです。勝負へのエネルギーをですね」

初田「その通り。それから、白都さんは……ああ聞くまでもないですね、ライトブルーのボクサーパンツ」

白都「ズボン履いてないですからね」

正津「お噂に違わず」

初田「えー、解説します。白都さんは、パンツ姿で演奏する『パンツ・バイオリニスト』として国内外で広くご活躍されており、昨年はジャパン・ベスト・パンツァー2018新人賞も受賞するなど、現在パンツ界から熱く注目されているお方です」

山下「今日のは勝負下着ですか?」

白都「ええ、ラジオは初めてなので、一世一代の勝負のつもりです。同じ種類の3着のうち、一番照明に映える物をチョイスしました」

山下「ラジオやとあんまり関係ないですけどね」

(リスナー、どっと沸く)

初田「というか、そのお名前なのに青のボクサーなんですね」

白都「それ言われるの802回目くらいです」

(リスナー、どっと沸く)

正津「でもどうして、パンツスタイルでの演奏を始めたのでしょうか」

白都「やっぱり、出来る限りありのままの自分で演奏したくてですね」

初田「ああ、さすがプロの演奏家。理想の音を追い求めた結果と」

正津「かっこいいですね」

山下「男らしい」

白都「照れます」


初田「さて、正津さん。そろそろまいりましょう」

正津「はい、この番組では、お手紙、FAX、そしてTwitterでのリプライにていただいたご質問に、私達とゲストでお答えいたします」

初田「FAXとTwitterはリアルタイムの投稿にも対応しておりますので、ラジオの前のあなたからの投稿もお待ちしておりますよ!」

正津「さらに、採用されたお方には、特製の番組ロゴ入りパンツをプレゼントいたします。種類については、番組HPをご参照の上、ご投稿時に番号の併記をお願いします!」

山下「もちろん、ゲストの我々へのラブレターもOKです」

正津「採用されればですけどね」

山下「正津さん、ええキャラしてますよね」

正津「はい、それでは参りましょう。最初は……これかな。先ほどいただいたFAXより、神奈川県にお住まいの『パンパカパーンツ』さん」



「明日の朝7時までにパンツが必要です、助けてください」



初田「これは至急ですね」

白都「切羽詰まってますね」

正津「一大事っぽいので採用しましたが、どういう状況なんでしょうか」

山下「ユ○クロ行きましょう」

初田「でもこの時間だとギリギリじゃないですか」

正津「そうですね、ここに投稿するくらいギリギリの状況みたいですし、そもそもユ○クロが遠いとか」

白都「あ、コンビニにも売ってますよ」

初田「本当ですか?」

白都「ええ、前に一度、本番の日に履き忘れて会場についたことがあって。リハーサルを10分遅らせてコンビニに走りました」

山下「白都さんの場合、履いてへんと大惨事ですからね」

白都「楽屋でズボン脱いでから気付きました」

(リスナー、どっと沸く)


正津「という訳で、コンビニに行ってもらいましょう。頑張って、パンパカパーンツさん」

初田「えー、では次のお便りはボクから。鳥取県にお住まいの『らぶぱんつ』さん、小学四年生!」

山下「おっ、小学生!」



「昨日、道徳の授業で『将来の夢はパンツです』と言ったら、先生に睨まれました。どうしたらいいですか」



初田「あー、これは難問だ」

山下「難問ですね」

正津「小学生らしいお悩みですね」

白都「これ下手したら先生にバレません?大丈夫?」

山下「えー、質問へのお答えですが。こういうときはですね。そもそも、なんでこの子はパンツを志しとるか、って考えた方がええんとちゃいます」

初田「おおっ。と言いますと」

山下「この子はパンツのどこに惹かれたんか。生地、フォルム、履いてる人間。自分の場合は、5歳の頃に見た女性向けパンツCMのセクシ〜な女優さんがきっかけですが」

(正津、山下を横目で睨む)

山下「例えば、『パンツの通気性』に惹かれたんなら、この子は風通しの悪い環境におる、もしくはそういった環境を日常的に目の当たりにしてる。そういう可能性があります」

白都「世界には風通しが良い場所もある。そんな希望を、パンツに見出したと」

山下「その通りです」

初田「なるほど」

正津「まあ一理ありますね」

山下「小学生の君には難しいかもしれへんけど、パンツのどこに惹かれているんや?一度よーう考えてみよっか」

初田「お見事!ありがとうございます」

白都「ちなみに初田さんの場合、パンツとはどのような邂逅を?」

初田「それがよく覚えていないんですね。でもボクは小学生の頃からずっと、一年中パンツになりたいと思い続けています」

正津「いつも本番前に言ってますもんね、あー緊張する早くパンツになりたい、って」

山下「ストレートやな!」

初田「という訳で、大人になれたらこんな風に自由にできるかもしれません。だから頑張って、みたむらじろう君!」

白都「本名言っちゃった!?」


正津「では、次のお便りです。北海道にお住まいの、『ヒントは「ツ」』さんから」



「パンはパンでも食べられないパンはな〜んだ」



初田「フライパン」

正津「では次のお便り」



「正津ちゃんの今日のパンツは何色かな、ゲヘヘヘ」



正津「こいつ話聞いてませんね」

初田「いやそれお手紙だからね」

白都「でも毎回冒頭に言ってますもんね」

山下「というかなんで紹介してん」

正津「という訳で、香港にお住まいの伊野田健さんからでした」

山下「わざわざエアメールかい!」

白都「だから本名晒し上げ……」

初田「はい、それでは次は、おっ、Twitterで来てるこちらで。アカウント名『平凡パンツ』さん」



「先ほどはウチの息子にご回答ありがとうございました。本人も闘う勇気が出てきたようです。みたむらじろうの父より」



正津「お父さん!聞いてたんですか!」

山下「おーい、お父さん!アンタの息子は大した男や!安心して二人で先生にかましてこい!」

白都「お父さんも相当勇気ありますね」

初田「あっ、ツイートに続きがありますね」



「ちなみに今日のボクは青白のギンガムチェック。初田さんとペアルックですね(照)」



(初田、頬を染める)

正津「初田さん、目を覚ましてください」

初田「はっ、すみません。照れてしまった」

山下「初田さんの恥ずかしがるポイントようわからへんな」

正津「基本はシャイボーイですからね」

初田「かたじけないです」

白都「ところで、これ、息子さんは明日学校で本格的に大丈夫なんでしょうか」

正津「あー、まあなんとかなる、でしょう!」

初田「そんな一抹の不安を抱えておりますが、この親子の勇気に拍手!」

(初田、正津、リスナー拍手)

山下「いや、本名出したんアンタやからな」

(リスナー、どっと沸く)

正津「ではお次は、沖縄県にお住まいの、『ヨパン・ツトラウス802世』さん」



「前略。当方、パンツを主題にした音楽を作り続けて20年。ようやく納得いくものができたのですが、番組で採用していただくことはできないでしょうか。草々」



初田「これは凄い依頼ですね」

正津「公式ホームページじゃなくてお便りとは」

山下「紹介されるかどうか、バクチですよね。あれ、今のテーマ曲はどんなんでしたっけ」

初田「冒頭にかかっている曲でしたら、若手人気ロックバンド、下着デシタギリギリさんの曲ですね。あ、スタッフさん再生ありがとうございます」


 ♪パ〜パパンパ〜ッパッパッンッパ〜〜


正津「パンツ・ソナタ第6番。アップテンポのいい曲ですよね」

山下「あー、これか。ありがとうございます。ええ曲ですよね」

初田「白都さん、バイオリニストとして、このお便りについて何かご見解は」

白都「そうですね。まずワンテーマで20年間音楽を作るというのは、並大抵のことではないですよ。私もソロ活動をしているので、CDのために自分で作曲するんですけど、以前と近いテーマの曲になるとどうしても似通ってしまいます」

山下「そういうときはボツにするんですか?」

白都「そうですね、場合によってはボツにします」

山下「は〜けったいなお仕事ですな」

正津「でも山下さんも、パンツネタを何年も続けていらっしゃいますよね」

山下「ボクはあくまでタレントやし、他にも話すネタは色々持ってますからね。パンツが軸ではあるけれど、芸能人として食ってくにはそれだけでは無理ですわ」

正津「なるほど、意外とお考えになっているんですね。見直しました」

山下「当たりキツイなホンマ!?」

白都「ともあれ、この方の曲、一度聴いてみたいですよね」

初田「そうですよね、せっかくですし。えっ、スタッフさん……うん、あっ、デモテープも来ていると!」

正津「準備いいですね」

初田「再生は、できそう。おお、これは急展開」

山下「一度聴かせてもらいましょか」

白都「楽しみですね」

初田「はい、お願いします」



 ♪パンツがほしい 今すぐほしい 

  君のことを思うとパンツがよぎる

  

  シルクもコットンも 今は全てが愛しいよ 

  細やかな肌触りを思い 今日も眠りにつくさ



山下「バラードで来ましたか」

正津「ええ、ちょっとびっくりしましたね」

初田「あれ、正津さん、感極まっている?」

正津「はい、すみません、ちょっと」

白都「いいですよ、良い音楽ですもんね」

初田「白都さんの耳にも、良い音楽に聞こえたと」

白都「はい。20年間の蓄積というかですね。含蓄に富んでいる。またギターではなく、沖縄の方らしくあえて三線をフィーチャーしていますよね。ただの恋愛ソングを超えて望郷の念をどうしても感じてしまう。こう、真夜中に溶けていく潮風の儚さ」

山下「ほほう、すごいなあ。ただ、オープニングとしてはしっとりめですよね」

初田「そこはボクも思いましたね、難しい。エンディングは今、何も流していないですし、そちらならありかな。あとでスタッフさんとお話します」

白都「なるほど。でも、もし採用されなくても、良ければ一度この方とコラボもしてみたいですね」

山下「おお、当代随一のパンツ・バイオリニストと」

初田「夢のコラボ。それはいいですね!」

白都「ヨパン・ツトラウス802世さん、お聴きでしょうかー?後でご連絡させていただきます」

初田「期待が膨らみますね。正津さん、そろそろ大丈夫ですか」

正津「はい、なんとか、大丈夫です」

初田「さて、……あれ、白都さん」

白都「はい」

山下「あっ、白都さんの頭にパンツが!」

初田「いつの間に」

白都「テンション上がってきました」

正津「あの、ライブでいつも見られるというパフォーマンスが」

山下「音楽ネタでエキサイトしたんですね!」

初田「下も履いていらっしゃいますよね、同じ種類のパンツですが、被っているのはどちらで」

白都「被っているのは新品ですよ、さすがに」

山下「あー、そりゃそうですよね」

白都「でもライブだと、たまに履いていた方を被ることもあります」

初田「ええ、どうやって」

白都「曲間の暗転中の早着替えで」

正津「それはテンションが上がって?」

白都「はい、テンションが上がって」

山下「じゃあ今日ももっとテンション上がったら、履いている方を被ったりしますかね」

白都「いや、どうでしょうかね」

正津「今後の展開に期待ですね」

初田「さあ、盛り上がってきましたが、次は違った方向性でいきましょう。福岡県にお住まいの、『1582苺パンツでほの字の恋』さんからのお便りです」



「私は受験生です。なのに時間が空くといつも、『階段の下からスカートを履いた女性のパンツが見えるための条件』を計算してしまいます。おかしいのでしょうか。ちなみに女です」



山下「かなりセンシティブな話題ですね」

白都「ええ、これは女性である正津さんから、まずご意見を頂きたいですね」

正津「そうですね。別に女性が女性のパンツに興味を持つことは何も悪くないと思うんです」

初田「ええ」

正津「1582でほの字の恋さんがどうかは分かりませんが、LGBTQのようなジェンダーの話もありますし。そうでなくても、他の女の子の発育やスタイル、使っている化粧品が気になったりって普通ですよね。その延長とか、類推で考えれば、全くおかしいことは無いんです。実際に行動に移すのは犯罪ですが、気になって計算するというだけなら無問題です」

初田「正津さんは大学でその辺りのことも学ばれてきましたからね」

山下「ははあ、どうりで」

正津「はい。だから、受験勉強に手がつかないのはダメだけど、君は何もおかしくないよ。今は安心して勉強に集中してね。合格できるように頑張って」

白都「優しい!」

(スタジオ、リスナー、拍手)

山下「ところで、せっかくやし、その計算結果って教えてもらったりできませんかね!」

正津「失せろ」

山下「申し訳ありませんっ!!!」

(リスナー、どっと沸く)

正津「ただの変態は放っておき、次は青森県にお住まいの、『パンツが破けてI can fly』さんから」



「明日、彼女がうちに来ます。初めての彼女で、初のお泊りってやつです。一歩踏み出そうと思うんですが、どんな勝負下着を選べばいいですか」



初田「初々しいですね〜」

白都「いいですねこの感じ」

初田「男性の下着ってそんなに気になりますか?」

正津「えー。あまりにボロボロだったりほつれていたりしたら、別の意味で幻滅しますけどね。普通でいいんじゃないですかね?」

白都「ありのままな感じで」

正津「はい、白都さんみたいに」

初田「ちょっとありのまますぎる気もしますけどね」

山下「だいぶやろ」

(リスナー、どっと沸く)

初田「みなさん、こういう初めての、っていうの、覚えていますか」

山下「うーん。ボクはやっぱり下着は拘りましたけどね。貧乏学生なりに、一番綺麗なやつで臨んだ記憶があります」

白都「僕はテンション上がりすぎて、ベッドインの前にパンツを頭に被ってしまいました」

(リスナー、どっと沸く)

初田「それは履いていた方を?」

白都「ええ、恥ずかしながら」

山下「ドン引きされたんちゃいます?」

白都「いや、一瞬すぎてよく分からなかったそうで。キョトンとした顔をされてから、数秒後に爆笑されました」

(リスナー、どっと沸く)

初田「それは凄い体験でしたね。その後どうなったんですか?」

白都「ええ、それが今の妻です」

正津「奥さま……!」

山下「アンタええ嫁さんもろたなあ……!」

初田「ぜひ、奥さまを大事にしてあげてくださいね!」

白都「ええ、恐縮です」

初田「さて、ご質問への回答ですが、とにかくありのままでいきましょう!もし日常的にパンツを被る方なら、それも包み隠さずオープンに!」

白都「いや、それはやめた方がいいです」

(リスナー、どっと沸く)

初田「さあ、次は……あ、お時間の方も迫ってまいりましたね。では最後はTwitterのこちら、『鰤・IF』さん!」



(画像のみ)

「ぱんつ。」



(初田、息を呑む)

山下「毛筆……ああこれは……深い」

正津「皆さん、Twitter、見ていらっしゃいますか」

白都「しっ!少し静かにしていただけますか」


(数秒経過)


白都「無限の音楽を感じる」

正津「達筆ですもんね」

初田「この意味深な句点に奥行きも感じますし」

白都「ええ。淀みのない筆さばき、平仮名の柔らかさ。そして句点で締めたことがかえってこの先の可能性を感じさせる。究極の美をそこに内包しつつ、時空間における広がりも同時的に達成している。なんて素晴らしい。甘美で、決然としていて、ノスタルジックで愛おしい」

山下「白都さんのテンションが……!」

初田「投稿主さんは、パンツを軸に現代的な作品を多数発表されている書家さんのようで。やはり芸術家どうし共鳴するところがあるんでしょうか」

正津「……あれ、パンツ」

山下「どうしました」

初田「あっ、白都さんの頭のパンツ、よく見ればさっきと違う!」

白都「履いていた方と入れ替わりました」

山下「ええ!?ボク、隣に座ってるのに気付かんかったで!?」

初田「私も真正面なのに」

正津「私も現場は見逃していました。スタジオの外の皆さんは……?」

(リスナー、全員首を横に振る)

山下「なんて早着替えなんや……」

初田「暗転せずとも実行してしまう。さすが白都さん!」

白都「最高潮ですね」

初田「『鰤・IF』さん、素敵な書をありがとうございました!おかげで我々も良い物を見させていただきました」

白都「私からもお礼を申し上げます。最高の書をありがとうございます」

正津「はい、という訳で、番組も終わりが近づいてまいりました。ゲストのお二方、いかがでしたか」

山下「いやあ、勉強させてもらいました。パンツネタをやっている身としては、一般のパンツ観というのが気になるんですよ」

初田「パンツ観ですか」

山下「はい。時代とともにアップデートせなアカン訳ですからね。パンツネタそのもんが時代遅れになる可能性もある。でも断言します。日本のパンツ界は明るい!」

初田「力強いお言葉!」

(スタジオ、リスナー、拍手)

正津「ありがとうございます。白都さんは」

白都「ええ、楽しませていただきました。個人情報の管理は良いのかなという感じでしたが」

山下「履きたてパンツ被りながら言われてもな」

(リスナー、どっと沸く)

初田「まあ、白都さんのご意見には一理ありますね」

山下「アンタが発端やろ」

(リスナー、どっと沸く)

白都「ともかく、色んな思いや芸術に触れることが出来て、実り多い時間でした。ありがとうございました」

正津「さて、スタッフさんから今、カンペが来ました。さっきの曲と白都さんのセッションで番組を締めませんか?と」

(一同、拍手)

白都「いいですね、やりましょうか」

初田「白都さん、楽器は」

白都「ええ、一応あります。チューニングだけ少し時間いただけますか」


(白都、サクッとチューニング中)

初田「カッコいいですねえ」

正津「やっぱり、バイオリニストなんですね」

山下「ホンマに頭のパンツさえ無かったらなあ」


白都「大丈夫です」

正津「でも、いきなりの合わせで大丈夫ですか」

白都「ええ、一度聴いたので大体覚えています」

山下「さすがプロ!」

白都「むしろ、こんなにいきなり実現するとは、という感じです。スタッフさんありがとうございます」

初田「さあ、では今日だけの特別エンディングです。白都さんと、『ヨパン・ツトラウス802世』さんの夢のコラボで、どうぞ。また来週!」

正津「さようなら!」

山下「またね〜!ってあれ、白都さん!?パンツ履いてな」



 ♪パンツがほしい 今すぐほしい 

  君のことを思うとパンツがよぎる

  

  シルクもコットンも 今は全てが愛しいよ 

  細やかな肌触りを思い 今日も眠りにつくさ



(完)

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FM0802(生放送) 倉海葉音 @hano888_yaw444

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