第3話 前半 現実革命「リアル・レボリューション」

翌朝。皆さん、恐らく現状を話したと思うがもう一度簡単に噛み砕いて説明しよう。

俺の名前は龍双りゅうそう 燐賭りんと。前回話さずに済まない。守岡高校に通っている高校二年生だ。成績は平均より上、っと言わなくても良いよな?話が逸れてしまったな。何の変哲もない日常を過ごす高校二年生の俺、学業をしている時にふと体への違和感を覚えた。が!無視をし、帰宅。自分の家に帰り、自室に戻ると机の上に黒い手紙が置いてあった。SAN値が多少減りつつも、その中身を読んでしまった。

内容には読み終わった時に来る情報と合わせると、俺の違和感の正体がとある画家の絵が能力として俺の体の一部となった事による身体能力等の強化のせいだということ。他にもそれに似た力を持つ者達が芸術使者アーティスト。その能力を通称して総合芸術アート

この能力を手に入れた理由は芸術王帝アート・キングと言う頂点をアーティスト達が競い合う争い、芸術祭典アート・コロシアムにランダムで選ばれてしまったと言う事らしい。初めて聞くことがあったと思うがそれは手紙の主である神の補佐(笑)が言い忘れてたらしく能力詳細と一緒に流れてきた。

大変長らくお待たせした。本編では無く、能力について軽く。

私の能力は「民衆の自由ピープル・フリーダム」。元となった芸術が民衆を導く自由の女神と言うフェルディナン・ヴィクトール・ウジェーヌ・ドラクロワ。長いからドラクロワで。それでこのドラクロワさんの絵が私の能力になった。絵の能力としての能力がまず身体能力などのステータスの超向上。ハンドガン等の小さい銃を精神力、もしくは体力を削って生み出す能力の二つ。らしい...。何故あやふやなのかはステータス画面をイメージすると分かるが空いている欄がいくつか空いているのだ。まぁ、こんな危険な能力持っていて邪魔なだけだから永久封印だけどな。でも超向上はパッシブなので使わない事は出来ないみたいだ。


この能力を使って何かをすることは恐らく無いのだがまた小説みたいな事に巻き込まれる事になるのだろう―「燐賭?いるか~?」「あぁ、ここに居るが?何だ?獅士レオン?」

「あぁ、悪い。ちょっと歴史の教科書貸してくんね?忘れちまってさぁ~。」

話の終わり際にタイミング良く入ってきたのは宇井千ういち 獅士レオン。小学校からの幼馴染で、どっちかと言うと腐れ縁。容姿端麗、スポーツ万能だが無法者である。でも周りから好かれるカリスマ性がある。いっつも5,6人位周りにくっ付いているがその周りにいるのは今日は見ない。

「貸すけどなんで周りの奴から借りないんだ?ほら、歴史。」

「お!サンキュ!あいつら今日は見てないんだよ。ついでと言ってはなんだがあいつら一緒に探してくんね?」

「はぁ?なんで付き合わないといけないんだよ。それこそ先生とかにさ?言えば―」

「駅前のラーメン屋好きなの頼んで良いぞ?」「乗った。」

「簡単だな♪」「うっせ!バイト尽くめで行くことないんだよバカ野郎。」

とても釣るのが簡単な俺はレオンにまんまと釣られてしまった。

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A.K・A.A「アートキング・アビリティーアクション」 白鏡 輪 @shiro3295

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