第2話 能力の文芸復興「アビリティー・ルネサンス」
清々しい位の冬の晴天。学生の皆には心に抱えている悩みが一つはある。私には数え切れないほどの悩みがある。一つだけ言うならこの季節、走りたくも無い。ノルマはクリアしているのにそれ以上走らせようとする競技。ペースランニング。持久走の方が分かりやすいのかな?
いつも通り走り終えるといつも感じていた疲労感が無かった。というよりも体力を使った気がしなかったのだ。その時は何も感じなかった。というより体力が伸びたのかな?と感じてしまったので疑問に思わなかったのだ。
自己紹介遅れてしまい申し訳ない。俺の名前は
数時間前
「ただいま~。っていなかったよな。両親は家と金を残して蒸発したし、金は時々送られているのが親というところなんだろうな。ていうか何でこんな解説をしているんだ?とうとう疲労がピークになったか?」
学校やバイトの疲れで何かストレス系の病気になったのか?と精神面での弱体化を感じていたとき、ふと自室での違和感に気づいた。
「これは、手紙?何故ここにあるんだ?」
額縁のシールで封のされた黒い手紙を机の上に発見し手を取った。
この時後悔したよ。何故か自然と封を開けてしまったのが運の尽きだったのかもしれない。封を開け、手紙の内容を読み始めた。
「やぁ、びっくりした?いきなり机の上に手紙があってさ?なんでそんなのが分かるかって?それはね?僕がこの世界の管理者だからさ!」
「管理者ってそんな馬鹿な話信じられるか。」
「いやぁ、信じて欲しいな?まぁ関与しないんじゃなかったのか?と思う人もいるのだろう。私はこの世界の神の補佐だから問題ないさ!と、関係ない話だったね?失礼。では本題に移ろう。君は、体の異変について感じなかったかい?」
「体の異変...。体力が減ってなかったっけな?そういえば」
「そう!君には特別な能力があるのだよ!その能力。通称して
「はぁ?争う!?なんでそんな事をしないといけないんだ!というかなんで反応出来るんだよ!」
「その質問はね?僕が神の補佐をしているからさ?と言うかせっかく力を与えたんだから争ってくれよ!あ、そうそう。今からその力について教えるから他の力を持つ奴にばれないでね!では頭の中に送るので使うときが楽しみだよ!」
最後まで読みきると手紙は急に燃え始め塵になったとき、頭の中に多くの情報が流れ込んできた。能力について、アートについて。
「疲れた。考えるのは明日にするか。」
急展開に頭が追いつかなかった。脳が考えることを否定したのだ。この日の疲労が限界に来たのだろうか、この手紙の件で気絶するようにベッドで寝た。
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