生々しいくらいの人間味

最初にハッとさせられたのは、14話の化粧ポーチの表現でした。それまでは「キャラクター」にしか見えなかったヒロインが、唐突に「人」に見えるようになりました。いっそこちらが戸惑うほどに「キャラクター」が「人」に見える瞬間がこの小説にはあります。
あまりにも人に近いことに戸惑って読むのを辞めたくなったのですが、体が勝手に読んでしまったので、こうしてレビューを書いています。
おススメです。

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