第63回 面白い人への憧憬
僕は面白い人に憧れます。
いかようにしてもユーモアのセンスが溢れ出てくれない
ともかく、僕は面白い人が好きです。
浮ついているのに、不思議と話の中心になる。べらべらと喋ってはいないのに、なぜか会話が弾む。そんな人が。
なんかいますよね。話題をかっさらう人。
本人には悪気も、笑わせようという意図もない。
でもなんか目が離せない。
見てるだけで楽しい、そんな人と友達になりたいです。
そうですね。僕がいう面白いは"funny"や"hilarious"ではなく"interesting"です。
こう、しぐさが不思議、みたいな。
ふむ、興味深い、みたいな。
雅治になりたいわけではないです。なれたら喜んでなりますが。むしろ、ならせてほしい。なんだあのかっこよさ。同じ人とは思えない。なんかちゃんぽん食べたくなってきた。
閑話休題。
友人にもいます。
助手席でそこを左曲がってとナビしたら、華麗にウインカーを出して、右折を決める彼女とか。次の次の信号を左ね、と事前に言っているのに、なぜか凄まじい勢いで急左折して、後ろについて来ていた友人の車を意図せずにまいた彼女とか。手慣れた様子で携帯をノールックで放り投げて、すごい安心感を見せながらもキャッチに失敗して画面を割る彼とか。待ち合わせで、こちらに気付くまではめっちゃかっこいいのに、気付いた途端、動きが気持ち悪くなる彼とか。
全員、別の人物なのですが、なんだろう、好きなんですよ。
みんな意図してやってないんですよね。
笑わせようとする面白さじゃなくて、自然にある面白さ。
そんな面白さになぜか惹かれてしまうんです。僕も遠くからずっと観察してたい、とか言われないかなぁ。
友達(※1)にそんなことを褒め言葉のつもりで言ったら、「こわっ!警察呼ぶ!」との反応でした。そして、なぜかかっこつけて携帯を投げて、画面が割れたんですけどね。
あぁ、やっぱ見ていて飽きないわ。
※1 ちなみにこの友人は「ぎゃくに! ほめことばっ!」と言ったのと同一人物です。
第42回 頭おかしいは褒め言葉
https://kakuyomu.jp/works/1177354054888425664/episodes/1177354054888699156
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