俺達の日常
俺はモルテ、前世は魔界の魔王として君臨してたんやけど...天界との戦いに敗れさり、討伐されて死んだ筈の俺は、気ぃ付いた時には人間界の〔柴犬〕っちゅう生き物として生まれ変わっとった。
皮肉にも...前世と同じ名前を付けてもろた俺は、飼い主の尊が手作りで用意した温野菜の飯を食いながら帰りをお利口さんな犬として待つ。
尊はとある大企業に勤めとる会社員や、役職は幹部やさかいギャラは
俺に贅沢させる為だけに、ほぼ毎日頑張って務めてくれとる、人間も捨てたもんやないなぁ。
おっ!噂をすれば...や、玄関でお出迎えやで!!
カシャカシャカシャカシャ...、とすっ...
ーーカツ...カツ...カッ!ー...ガチャガチャ...ー...キィィ
「ただいま...モルテ」
「
「着替えたら散歩に行ってあげるから、ちょっと待っててね。」
「
尊といつもの散歩コースを楽しんで家に帰ってきた俺は、落ち込んどる様子の尊に付きまとって歩く。
「どうしたの?モルテ、今日は甘えん坊だね。」
「
「ふふっ擽ったいよ...、明日は休みだからおばあちゃん家に行こうね?モルテ。」
「
尊が落ち込んどる理由も気になるけど、ばあちゃん家に行くんやったらそれも解決するやろ!
孫の事や、ばあちゃんやったら少しの変化にも気付いて励ましたり諭してくれるはずやしな!
転生柴犬の奮闘劇 達磨 太鼓 @NUXE
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