それでもこの冷えた手が

作者 宇部 松清

51

18人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

描写は端的で、結婚式の花嫁入場のシーンだけだというのに、主人公と妹との過去から未来までを見通せて、彼らの人生が胸に迫ってきました。
ちょっとの仕草で思い出す回想が、じんわりさせます。
登場人物みんなの幸福を祈って、精一杯の拍手を送りたくなります。

★★★ Excellent!!!

ずっと一緒にいた妹がお嫁にいく。ワガママなところもあった彼女の最後のお願いは、お兄ちゃんに手を繋いでもらってのエスコート。
普通はお父さんの役目だけど、大事な妹の最後のワガママを聞いてあげない訳がありません。

新郎さんの元に行くまで繋ぎ続けた手。
愛情と暖かさで胸が一杯になるお話でした。

★★★ Excellent!!!

可愛がってきた妹がお嫁に行く。
そんな妹が最後にお願いしてきたことは、結婚式の時に手を繋いで、エスコートしてほしいというもの。

今までずっと一緒にいて、何度も手を繋いできた。これで最後というのはやっぱり寂しいけれど、笑顔で妹を送り出すお兄ちゃん。
兄妹愛に溢れた素敵なお話でした。