第2話
青色のワンピースを着て、つばの広い帽子を頭に被せる。夕方頃になると昼に比べて人の数は比にならないほどに少ない。時間に余裕をもって奥社入り口の鳥居の横を、肩にかける鞄を揺らしながら歩く。
「暑いなー」
私は帽子のつばを少し上に傾けて日を見る。
「幸音さん」
私の横を歩く人を見た。弥生時代にありそうな白い服装にえんじ色の羽織を気品よく着ていた。黒く長い髪がかかっていた肩から流れ落ちる。
明らかに人ではないと分かる。
「ウズメ様! 嬉しい、よかった会えて」
「髪の毛、切ったんですね。昨年の長い髪の時もよく似合ってましたが、切ると明るい雰囲気になりますね」
ウズメ様は火之御子社の祭神である
私はウズメ様のえんじ色の羽織を見た。
「昨年も着ていましたか?」
ウズメ様は羽織を揺らせてた。まるで子供が見せびらかすようだった。
「これは高天原にいる専任の織り子たちが作ってくれたのです。綺麗でしょ?」
「高天原……」
「そう、神様にとって実家のようなものなのです」
「行きたいです、高天原」
「それはだめだよ」
私たちの後ろから歩いて来る神様は言った。
弥生時代にありそうな白い服装で手首と手足には山吹色の小さな蛇が巻き付いている。あんまりおしゃれには見えない。しかし、神さまである。
宝光社の祭神である
「ウワハル、やっと起きたのですか?」
ウズメ様は髪の毛が乱れているウワハル様の身だしなみを呆れて言った。
「さっきまで寝てたんですか?」
「昨日は父親から梨を貰って、幸音が来てること知ったから、仕事終わらしてた」
「今月、サボりっぱなしだったからでしょう。氏子がいなくなっても知りませんよ」
相変わらず仕事からは逃げられないのか。毎年、ウズメ様か父親であるオモイカネ様に呆れられている姿を見る。ウワハル様は、大丈夫だと言い通している。どうにかなっているあたり親近感を持つ。
「これからクズリュウの所に行くのか?」
「はい」
「そっか。もう、皆に会った?」
「そうですねー……いえ、タヂカラ様には会ってません」
他はウワハル様を最後に全員会った。
「じゃあ、皆で押しかけよう!」
「ウワハル!」
元気よく提案したウワハル様のもとに深緑の袴を来たオモイカネ様が走ってきた。随分とお怒りのようだ。オモイカネ様の手には白い紙が握られていた。それをウワハル様の前に差し出した。
「高天原から仕事放棄の連絡がわざわざ来た。自分の社に戻れ」
私の横でウズメ様が頭を抱えている。一体、どれほどの仕事を放棄したのだろう。
ウワハル様は逃げるようにして先を歩き出す。逃げ切れられるはずがない。もちろんウズメ様も逃がさないつもりだ。
ウワハル様は裸足の足で走り出した。とても速かった。百メートル走で十秒台は切るほどのスピードだ。
「下駄であのスピードはとんでもないですね」
呆然と、走って行くウワハル様の姿を眺めていると、ウズメ様はどこからともなく竹の筒を取り出した。
「仕方ないですね」
溜息を一つつくと、その竹の筒を二回コンコンと叩いた。すると、中から手のひらほどの何かが飛び出した。獣? あっという間にウワハル様を追い抜き、行く手をふさいだ。竹の筒から飛び出た時よりも獣らしきものの体は野生の熊ほどに大きくなっていた。
ウワハル様はその獣に押されるようにしてこちらに戻ってきた。
近くに来るとその獣は狐の姿をしていた。黄金色の毛並みに九つのふさふさの大きな尻尾、目はシュッと鋭く爪も歯も一撃で人を殺せそうなものだった。
「この子は管狐です。九尾なのです」
戸惑う私にウズメ様は優しく言う。
「この子は凶暴でないから触っても大丈夫だよ」
「本当に?」
オモイカネ様は私の手を取り、管狐の顔に手をやった。私の手が黄金色の毛に触れる。管狐は鋭い目を細め、顔を擦り付けてきた。恐怖心がまるでなくなった。
「可愛い」
「でしょ?」
オモイカネ様が私から手を離した後も私の手は管狐からは離れなかった。
「ウワハル、明日のお祭りのためにも今日は頑張ってください」
そうである。明日はお祭りなのだ。高天原にバレるのが明日でなく、むしろ今日で良かったのだ。楽しみはあとにとっておいた方が二倍になるのだ。
「さあ、戻りますよ」
管狐の鋭い目にに押されるようにして、ウワハル様は諦めを見せる。
「今諦めた方が楽になるぞ」
オモイカネ様に背中を押されてウワハル様は自分のお社の方へ戻っていく。私は、ウズメ様の持つ竹の筒に管狐が戻ってしまったことを残念に思った。犬や猫などのペットを飼ったことがなく、せいぜいペットショップのケージを凝視することしか動物との関わりはない。
「幸音さん、ごめんなさいね。ちょっとウワハルをお社まで送ってきます」
「はい、大丈夫ですよ。クズリュウの所まで行くのは慣れてますから」
「まだ空は明るいとはいえど、人通りもなくて獣まで現れる恐れのある道を女の子が一人とは心配です。これを持っていってください」
ウズメ様は手に持っていた竹の筒を差し出した。
「これは管狐の」
「はい、護身用にです」
借りていいのかと戸惑っていると、私の手に竹の筒を渡された。
青い空にベールで覆ったようなうす雲がかかっていた。その中にぼんやりと太陽が存在していることが確認できる。その周りを円状に囲うようにかさという色のついた環が出来ている。
私は竹の筒を右手に歩き出す。
「まあ、そんなに遠くないから大丈夫だろうけど」
竹の筒をさらりと撫でると手の内でぞわぞわと感じた。途端に竹の筒から管狐が出てきた。
「どうして出た来ちゃったんだろう」
私は目の前に座る子ぎつねを見た。さっきよりもはるかに小さかった。そこらにいるような狐の姿である。しかし、九尾であるには違いない。
管狐は私の前の一本道を先導するようにして歩き出す。管狐の尻尾が揺れ動く。
「変化でも出来るの?」
返答の期待をせずに話しかけてみる。
「出来るよ」
質問の答えは笑い声とともに返ってきた。
目の前には管狐の姿がなかった。代わりに十歳ほどの女の子が目の前に立っていた。目の錯覚でも起こしたのではないかと思った。
「幸音ちゃんですね」
「うん。管狐の……」
「イイズナです」
長い白色の髪に長い爪を持っていた。目は真ん丸な黒い目をしていた。えんじ色にピンクがかった白色の花があしらわれている着物を身にまとっていた。
本当にあの管狐が変化したのだろうか。信じられない。変化なんて見たことない。
「変化って人間の姿にもなれるんだ」
「何でもなれますよ」
そう言ってイイズナは猫や鳥、書物や帽子に変化する。
「それ、私の帽子だ! すごいそっくり」
「ありがとうございます」
イイズナは女の子の姿に戻る。
「それにしても熱いですね」
「イイズナは暑さとか分かるの?」
「はい、神さまとは違いますからね。憑き物や妖怪の類には当たります」
イイズナはパタパタと手で自分の顔を扇いだ。
確かに私たち人間のように足元には影がある。しかし、影までは変化させられないのか。管狐の姿が残る。
こんなに可愛い子が憑き物や妖怪の類だなんて。まあ、日常を送る私たちが九尾の狐を目にするようなことなんてない。
私はイイズナの頭に自分の帽子を乗せてあげた。
「こんなのでよければあげるよ」
「でもこれ、幸音ちゃんのですよね。いいんですか、貰ってしまって」
「うん、貰って」
イイズナは笑顔で帽子のつばを両手でぎゅっと頭に押し付けるように被った。
「ありがとうございます! 人間から物を貰ったのは初めてです。さあ、クズリュウ様の所に行きましょう」
「そうだね」
私たちは坂道を歩いて行く。イイズナは重力をも感じさせないような身軽さでその坂道を駆け上っていく。私はそれに食いついて歩くのがやっとだった。
九頭龍社にたどり着いて、お社の中を覗き込む。そこには紺色の袴のクズリュウが真剣に何かを書く姿があった。硯にすった墨を細い筆の穂先につける。ウワハル様も今はこのようにして頑張っているのだろうか。
「幸、来てたのか」
こちらに気付いたクズリュウが立ち上がり来る。
「ん、イイズナもいたのか」
「ご無沙汰してます」
クズリュウは私たちを見比べると、姉妹みたいだなと笑った。そっくりではないと思う。
「仕事は?」
「もう、終わった。あとは今書いている報告書を高天原へ送るだけだ」
終わってしまったのか。
「ウズメはいないのか」
クズリュウはイイズナを見て言った。イイズナはここに来ている経緯を説明した。他の神様同様に呆れた表情を浮かべた。
お社の中に入ったクズリュウは報告書の続きをサラサラと書いて戻ってきた。書き上げ、三センチほどの束になった報告書を青い空に向かって投げる。すると、魔法のようにすっと消えてしまった。
「これでよしっと」
「ねえ、イイズナは高天原に行ったことある?」
「ありますよ。ウズメ様について行った時に。数回だけど」
「いいなー。どんな感じなんだろう、高天原」
私はクズリュウが空へ投げた報告書が消える瞬間を脳内で再生した。あの報告書に乗って一緒に高天原へ行きたいな。そしたら高天原のどこへ行くのだろうか。やっぱり天だし、イメージ的には天照大御神様とかかな。
「まだ、行きたいとか言ってるのか」
「言ってないよ!」
思ってはいるけど……。
クズリュウは神様だから高天原へ行けるのが当たり前なんだろうけど、私は人間だから行きたくても行けない。
「思ってること聞かなくても、顔に行きたいって書いてあるんだよ」
「書いてるとしても書いてないの」
そんな言い方をされたら反抗したくなってしまう。本当は行きたいって正直に言ってもいいもののその気になれないのはなぜだろうか。
「幸音ちゃんは行きたいんですか?」
「うん! 行きたいの」
「言ったな」
私はクズリュウを睨んだ。底知れぬ葛藤が胸中でねじれる。
「そういえば、タヂカラ様は?」
私は九頭龍社の少し先にある奥社の方を見たが神様らしき人物以前に生き物の気配がまるでしなかった。まだ、タヂカラ様だけ会えていない。
「しばらく見かけないけど」
「私も見てませんね」
イイズナは帽子のつばを上げた。
「タヂカラ様の所に行かない?」
「行きましょう」
「ほら、クズリュウも」
私はクズリュウの手を取って、イイズナと先を急いだ。階段を駆け上がった先に見えたお社の周りを見渡したが、やはりタヂカラ様の姿はなかった。
「出かけてるのか」
「どこへ?」
「別でかまえるお社とかかな。別に珍しいことではない」
「でも、明日には戻って来ててほしいですね」
奥社に残されたお社の近くの手水舎手前の参道右側には、小さな滝が流れている。今日はその音がよく聞こえる。近づいてみる。
二メートルほどの滝が一直線に石碑へと流れ落ちる。ただそれだけなのに、わずかな時間で空の色が変化していくように小さな滝も同じではなかった。
その周りの温度にわずかな涼しさを感取する。はじき飛ぶ水滴が足元にかかる。
「八水神を祀ってるんだ」
「じゃあ、クズリュウと同じ水神様なわけだ。水の所に棲んでいるなんて水の神様って感じがするね」
「クズリュウ様も水辺に棲んでいるんですよね?」
「え、そうなの?」
このお社なのかと思っていた。
「鏡池ですよね」
「ああ、晴れた日は大抵綺麗だけど、紅葉の季節はより一層綺麗なんだ」
水面に綺麗な紅葉の景色が映るのだそうだ。どんなものなのだろうか。紅葉の季節には私は京都にいる。見たことのないその景色に思いを馳せる。
その時、クズリュウが何かに反応したようにして奥社の方を見た。
「タヂカラが返ってきたんじゃないか」
「本当に?」
私は急いでお社の方へ駆けた。そこには弥生時代にありそうな白い服装で長い茶色の髪をくくり上げている、体格の大きな男神がいた。
「幸音か」
低くどっしりとした声が私の名前を呼んだ。
タヂカラ様は奥社の祭神の
「タヂカラ様、会えないかと思いましたよ」
嬉しくてタヂカラ様の手を両手でしっかりと握る。
私の後からクズリュウとイイズナが姿を見せた。
「どこに行ってたんだ?」
「高天原だ」
それを聞いたクズリュウが露骨に嫌な表情で私を見る。
「天照大神様から召集がかかって」
「高天原会議か」
タヂカラ様は頷いた。
「高天原会議って何?」
「神様の会議です。八百万の神々が出席するんです。天照大御神様が天岩戸に閉じこもってしまった際にも行われたんですよ」
イイズナは分からない私のために説明してくれた。
「何かあったの?」
神様の事情に人間が首を突っ込むのはどうも違う気がするが気になる気持ちは止められない。
タヂカラ様は私から目を背けた。
「聞いてはいけないことなら無理に言う必要は……」
「何で、俺以外の時は諦めが早いんだよ」
クズリュウは顔をしかめて私に突っかかってきた。私は言い返す言葉もなく黙る。だって、クズリュウとは兄弟とか友達のような仲なんだもん。甘えてしまうのも必然的に思える。
「別に幸音には隠す必要はないかもしれないけど」
タジカラ様は自分のお社の壁にもたれかかって、遠くの木にとまる一羽のカラスらしき黒い鳥を見ながら話し始めた。
「人間界で悪事をはたらく神が出てんだ」
「どいつだ?」
クズリュウは私よりタヂカラ様の方に一歩出て聞く。声は冷静だが内心はそうではないだろうと見て取れる。
「邪神だ」
邪神。その名前には聞き覚えがあった。それは
「邪神って悪い神様のことですよね」
「一般的にはそう言われている。でも、神には相反する二つの性格(霊力)がある。
傍らにある小さな滝の流れる音が刹那的な沈黙の隙間を埋める。取り巻く時間がべったりと全身に張り付くように感じる。
「その一つの例が俺だ」
タヂカラ様の言葉を継いでクズリュウが話す。
「以前は、たびたび大波を起こしては里人たちを苦しめていた毒龍だったんだ」
「毒龍?」
初めて聞かされた事実に驚いてしまった。クズリュウが怖くなったとかではない。
「でも、今はこうして水神の九頭龍神として人々の平安を守る神としてこの国にいるんだよね」
クズリュウの目が私に寂しそうな眼を向ける。
「でもクズリュウのは一つの例。他にもそんな神様はたくさんいる。神様に良い神、悪い神などない。今回のは
それは、
その国の食べ物を食べると食べた者はその国の者となってしまう。それはよく聞く話だ。伊邪那岐神が迎えに来た時には伊邪那美神はすでに黄泉の国も食べ物に口をつけてしまった。変わり果てた姿の伊邪那美神は伊邪那岐神を追いかけた。逃げ切った伊邪那岐神は穢れを落とす。最初の最も穢れている時、その穢れそのものから生まれた神が先の二柱の神なのだ。
「まあ、それをどうにかするのも神様の仕事だからな」
タヂカラ様はこの話に幕を下ろした。
「それより、幸音は高天原に行けたいのか?」
「そうなんです! でも、反対されているもので」
「なるほど。よし、行こうか」
「タヂカラ、どういうつもりで」
クズリュウは口を挟む。
タヂカラ様なら力になってくれると思っていた。見た目は、がたいも大きく恐いが中身は優しい。クズリュウは見た目もきつくて、中身もきつい。
「クズリュウには頼んでないもん」
イイズナはどちらの味方につくことも出来ず私の後ろに隠れていた。私はもちろんタヂカラ様の味方である。
「お祭りに行くだろ?」
「そういえば明日だっけ」
「そうですよ、初めてなので楽しみなんです」
いつの間にか遠くの木には一羽のカラスらしき黒い鳥がいなくなっていた。どこかへ飛んで行ってしまったのだろうか。
「幸音も来るのか。それは楽しみだ。昨年までは来れなかったもんな」
ひどくそわそわする気持ちが私の心臓を押さえつけるようで苦しい。解放されたらどれだけの解放感で満たされるのだろう。
「でも、危機感は持ってくださいね」
イイズナは私の後ろから言う。
「そうだね。異世界なんだもんね」
「はい。幸音ちゃんたち人間の常識が通用しない時も稀ではありません」
「ありがとう」
「やっぱり、俺以外には素直だよな」
クズリュウはしつこい。いい加減に気にしないでほしいものだ。
とっくに暗くなった空は私にタイムリミットを告げる。
「そろそろ帰らないと」
「では、護身役である私が送っていきます」
私とイイズナは九頭龍社の前で二柱の神様に手を振って坂道を下って行った。足元が暗く、慎重に下りないと転んでしまう。
「あの、時間がおしているのは分かっているのですが、ちょっと寄り道して行ってもよろしいでしょうか?」
イイズナは遠慮しがちに私の腕を掴んだ。そこには血の巡りがあるのだと感じさせる体温が存在していた。
私は、少しくらいならいいかなと思いイイズナに手を引かれるがままに歩いた。
「どこに行くの?」
「着いてからのお楽しみです。もう少しですから」
私は、異世界に通じる場所でもあるのかと予想した。イイズナの言う、少しに疑問を抱いたがたくさんの時間を要したわけでもなかった。
「着きましたよ」
ひらけた場所には大きな池があった。深い闇の中に輝く星と月の光に照らされて水面には、池を取り囲む自然が映されていた。
「鏡池?」
私はさっき話していたことを思い出した。その場所を取り出してきたようだ。
「ご名答です」
「ここがクズリュウが棲んでいる所なんだ」
異世界ではないが、この初めて見る景色は異空間に連れてこられたようだった。鏡の世界である。この鏡に入るとまた素敵な世界が広がっているに違いない。
月光や自然の中に存在する気持ちい空気、虫の音、全てが池の輝きを生かしていた。そして、この青色の輝きは九頭龍の目を思い出させる。
この景色は初めてクズリュウの目を見た時のように一晩中、頭から離れることはなかった。その場に立ち尽くして見とれてしまうほどに魅了されていた。
写真に撮っても、本当の美しさまではとれないだろう。匂いや温度、感じるものはあれど実感するのとでは感動はまるで天と地の差ほどである。
場所は違えど、同じ月を見ると思い出す。まるで明日を見るように。
碧眼と清夏とお社で 道透 @michitohru
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