■あとがき■

■謝辞■


 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 本作はこれにて終了です。


 カクヨムで数多くの作品を読み、書く勉強をさせていただきました。

 読ませていただいた作品を書かれた皆様には、ここに感謝を申し上げます。ありがとうございました。




■あとがき■


 あとがきの内容を項目ごとに記します。


①【失敗した公開方法】

 全話を一挙に公開しました。これは失敗でした。


 いくら興味を引く題名でも、いきなり65話、10万文字以上の作品を読もうと思うのか? と、聞かれれば、私でも躊躇ちゅうちょしてしまうと言うことでしょう。

 読み手に躊躇されては、元も子もありません。


 無用にハードルの高さを上げてしまったように感じました。


 小出しに公開して、10話以内だから読んでみようと、思わせるようにしなければ、気楽に読み始めていただけないと思いました。


 作品が面白いかどうかよりも、まず手に取っていただけることの方が、重要であると思い知りました。


②【題名の懸念】

 題名の略を『妹☆ビ』(いもび)にしました。


 簡単であり、言い易いことからその題名に行き着いたのですが、『ビ』が『ビキニ』の『ビ』ではなく、『ビッチ』の『ビ』と思われてしまうと、違うイメージになってしまいます。

 『妹☆ビ』の言葉だけが独り歩きされると、ちょっと心配になりました。


③【本作に盛り込めなかったこと】(a~fがあります)

a.【雷神石が煙のような星渡りに載り続けていたこと】

 アラボシにとっては、エネルギー源である超伝導回路があればいいので、特に雷神石を必要としていません。

 振り落としてしまっても良かったのです。


 なのに、ずっと、雷神石を上に乗せていました。


 それは、なぜなのか? を、本作中に入れ込む箇所を見つけられず、書くことができませんでした。


 ずっと乗せていた理由は、サマイノがマサムネからの手紙を、無意識的に手放したくなかったからなんです。

 手紙とまでは気付いていないのですが、マサムネに関するモノ、と言うくらいに気付いていましたので、サマイノの意思で星渡りの頭の上に載せていたのです。


 つまり、アラボシの意思ではありませんでした。


b.【上司】

 母親、照乃の上司が登場がしませんでした。


 落選した公募を書いている時から、ラスボスにしようかと悩みました。結局アラボシがラスボスに納まったので、登場の必要がなくなってしまい、そのままとなってしまい、今回も手を入れられませんでした。


c.【肌の文字が名前に使われている感想】

 名前に『肌』の文字があるなんて、あまりないことでしょう。そのリアクションを主人公である典高が取れませんでした。


 『肌』の文字よりも先に、『妹』の文字に興味を感じたためです。

 主人公が『肌』に反応していないことに、私も少々違和感が残りました。


d.【本殿の神様】

 出てきた神様は風神と雷神のみです。


 ですが、本殿には別の神様がいらっしゃいます。風神に神力を貸しているのですが、本作中に盛り込めませんでした。


 記録された姫肌のHな画像データを壊すなど、風神にしては、神力が強すぎるのでは? と、思った方もいらっしゃったかと思います。


 その通りでして、風神だけの神力ではありませんでした。本殿にいらっしゃる神様が関わっておりました。


 風神のフキアゲとしては、自分の力を誇示したい気持ちもあります。なので、別の神様に神力を借りていると言いたくなかったんです。

 そんなフキアゲの思いもあって、うまく盛り込めませんでした。


 また、本殿の神様は、マサムネに近いDNAを持つ人物を作り出そうとしていました。典高がその成果です。

 姫肌やそれ以前の同じDNAを持つ人たちからの強い願いに応えた形です。でも、そうとは、姫肌自身は知りません。

 だまって、手を貸したのでした。もしかしたら、早く邪気を無くしたかったのかも知れません。

 次々と邪気が現れたのも、典高のスケベのためでなく、この神様に本当の原因があったのかも……。


e.【星を渡る星渡り】

 星渡りの本来の機能が発揮できませんでした。姫肌の星ではなく、他の星にでも行ってくれば、面白かったかも知れません。

 せっかくの機能を発揮できなかったのは、私の力不足です。


f.【不自然な光】

 主人公が空想するビジュアルの中にまで現れる不自然な光は、昼日神社の本殿にいらっしゃる神様の仕業です。

 これについても、うまく挿入できる場所が見つかりませんでした。

 光=昼日のつながりであり太陽の女神様です。

 太陽の女神様と言えば、日本神話が分かる人には、その名前は分かると思いますが、ここでは伏せさせていただきます。申し訳ありません。


【盛り込めなかったことはここで終わりです】



④【公募段階では姫肌の秘密を早く出していた】

 本作は公募落選作品です。その当時は、姫肌が異星人であり、単為生殖で生まれたことを典高の登校初日に拝殿にて、本人が典高に教えていました。

 タイミング的に早すぎると思い、星渡り復活直前に変更しました。


⑤【星渡りが消えるまでが長過ぎた】

 雷神石の磁力を強くしようと、典高は何度か失敗しています。失敗の回数が多く、目的を達成するまでに時間がかかってしまいました。


 失敗を盛り込み過ぎてしまいました。もう少しシンプルにした方が良かったと、あとから思いました。


⑥【早くから姫肌が異星人かもというエピソードが欲しかった】

 いきなり、姫肌が異星人であると告白した感じになってしまいました。なにか、それらしいエピソードがそれ以前に入れておけば、読む皆さんも構えができたと思います。


 少しずつ、どのようにして秘密を明かすのか? これからの課題です。



⑦【似た漫画を思い出した】

 公募時執筆中には思い出さなかったのですが、今回、書き直すに当たって、似た漫画があったことを思い出しました。


 高校の教室にビキニの女の子がいるというシチュエーションです。


 その漫画とは、高橋○美子先生の『うる○やつら』です。


 漫画雑誌に掲載・連載された当初は、虎皮のようなビキニを着た宇宙人の女の子が、主人公のクラスに来ていました。そのクラスに転入してからは学校の制服を着ることになります。

 なお、虎皮の虎は地球の虎ではありません。


 しかし、路上では虎ビキニ姿で飛び回っており、アニメのTV放送では、夜7:30というゴールデンタイムであったことから、PTAから子供は見ちゃダメと言われていました。

 へそ出しルック(古!)が流行る以前のことでした。


 漫画史に残る名作ですので、私は漫画もアニメも、よく存じておりましたが、本作品を書いている時には、少し似ているかも、と気付きませんでした。


 教室にビキニというシチュエーションと、女の子が宇宙人と言う点は似ておりますが、他は邪気のようなキャラが出てくるくらいで、大きく似ている点はなかったと思っております。


 気付かれた方には、どうか、ご容赦の程よろしくお願いいたします。



 以上が■あとがき■でした。

【すいません。■あとがき■の項目は、増えるかも知れません】


 本作には引きずるものが幾つもありました。

 そんな作品でも、■あとがき■まで読んでいただき、大変ありがとうございました。


2019年3月吉日

     亜逢 愛


【追加事項】

3月15日:③のfを追加しました。

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妹☆ビ ~妹がビキニで街なかウォーキング~ 亜逢 愛 @aaiai

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