第7話

「○○高校っていうクソなとこ通ってる人だからー」。

物申します。

どの口が言う。

貴方も結構なお口をお持ちなようで。

その高校がクソなのではなく、その高校に通っている極わずかな人間がクソなのでしょう。

その高校に通っている生徒が問題を起こしニュースになって、知れ渡ったとしましょう。

その生徒が悪いのは誰であってもわかります。

場合によっては、その生徒の家族でしょうか、教師でしょうか。

面倒なので生徒と固定しましょう。

高校が悪いのですか?

生徒が起こした問題ばかりの話のはずです。

何故、そこに通っているというだけで、高校までクソ呼ばわりをされなければならないのでしょうか。

それどころか、関係はありませんが、その高校に同じく通っている他の生徒まで。

面白いでしょう?

問題を起こせば全体が睨まれる恐ればかりがそこにあるのですから。

高校に留まりません。

あるコンビニで働く人が、コンビニのアイスケースに入る等といった行為をし、また、それをネット上に写真画像を上げ、炎上したとしましょう。

コンビニを特定されるでしょう。

本人の個人情報も容易く特定されましょう。

さて、その問題行為を行った本人が悪いのは、ネット上で炎上したことでも、そこで叩いた人でも、何処でも誰でもわかります。

ですが、そのコンビニ、アイスケースは悪くはないのです。

アイスケースもアイスも処分でしょう。

新たな物に変わります。

コンビニも、その本人をクビにするでしょう。

それでコンビニは終わりのはずです。

それでも、その本人が働いていたというだけで、コンビニの評判はガタ落ち。

行くのを控えるようになる客。

可笑しい話でしょう。

ですが、これらはありがちでしょう。

チームの中の誰かが大きなミスを犯せば、同じチームに所属する人間まで悪く見られてしまいがち。

時には、あの人間だけが悪いと捉えてくれる人間もいますが、大抵は木を見ず森を見ます。

私は二つほどモノを言いたいのです。

まず、一つ。

貴方の捉え方は、木を見ているのですか?

それとも森を見ているのでしょうか?

捉えて方一つズレてしまえば、さて、何人をクソ呼ばわりしてしまう口になるのでしょうか?

二つ目。

何処かに所属している以上は、馬鹿な真似をふざけてやらないことです。

家族、学校、仕事、なんでもです。

貴方の言動は、周囲を常に巻き込むでしょう。

そういう風に捉える人間が多いのですから、当たり前です。

決して、貴方の言動に力があるとは言っていませんが、貴方の今の状態にもよるのでしょう。

貴方一人の問題であっても、周囲の人間、また、その組織の評判をガタ落ちさせてしまうおそればかりがそこへ置かれているのです。

私はよく思うのですが、「お前らがいることによって私まで同類にされるのは嫌なんですけど」と。

己の言動を甘く見ないで欲しいものです。

たとえ、貴方一人のほんの少しの言動であっても、それを見掛けた人間がどう捉えるかによっては、此方も被害者でしょう。

いい迷惑ですよ。

この二つを私は物申すのです。

いい加減にしてくれ、と。

笑えたものでは無いのです。

まぁ、気にするな。

なんでも、ない、からさ。

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気にするな 影宮 @yagami_kagemiya

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