純白のヴァンパネラ

亜枸斗

第1話 担任教師

桜香るこの道を、わたし「佳音 姫華」は歩いていた。

私は、結蘭高校の入学式に向かっていた。

新しい生活に胸をときめかせながら。


これからの高校生活がどんなに楽しいのかと心を踊らせて。


新しい学び舎に足を踏み入れた。式もスムーズに終わり、クラスに分かれる。


周りを見渡す。知っている人も何人かいる。大丈夫そうだ。


さて、担任はどんな人だろう。怖いかな……

女の人かな?かっこいいかな?


その時、ガラッとドアが開き注目は一気にドアの方に向けられる。


教室中が静まり返った。


あまりにも、暗い雰囲気で目つきの悪い男が立っていた。


よく見ると案外綺麗な顔立ちをしていなくもない。


その男が低く呟くように少し早口にこういった。


「早く席につけ。1回しか言わねぇぞ。おれは、担任の真城一花。教科は科学。よろしく。」



マジかこの人ヤバそう。不安しかない。


真城先生はぎろっと生徒全員を見渡してから。諸連絡の伝達をした。


今日わかったこと。担任は怖そう。めっちゃ目つき悪い。でも瞳はめっちゃ綺麗。

いいとこ発見できますように。

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純白のヴァンパネラ 亜枸斗 @tkuyomi-1024

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