第150話 ヨブ 動物にみられる神の力
はい、質問お願いします。ヨブがんばろう。
「あなたはライオンのために獲物を狩る事が出来るか?若いライオンの食欲を満たせるか?」
無理っす。私もヨブもライオンの餌にならなれます。あっヨブ、骨と皮だけで不味そう。
「あなたは山ヤギが子を産む時を知っているか?鹿が子を産むのを見た事があるか?それらが生まれるまでの月日を数える事が出来るか?」
うーん、私、自分の子も適当に数えて間違えてしまいましたから、ヤギも鹿も分かりません。
「馬に強さを与えるのはあなたなのか?あなたは馬をバッタのように跳びはねさせる事が出来るか?」
馬って時速50キロで走るんですよね?あの足と筋肉で速く走るんですよね?近くにいたら蹴られます。
「鷲が飛び立ち、高い所に巣を作るのは、あなたの命令によるのか?」
命令した事ありません。鷲の目って獲物にピントを合わせ続けられますよね?逃げても逃げ切れないですね。怖いんですけど。
「さて、ベヘモトの話をしよう。それは雄牛のように草を食べる。腰の頑丈さと、腹の筋肉に注目しなさい!尾は杉のように固く、ももの筋は織り合わされている。骨は銅の管、手足は鉄の棒のようだ。ベヘモトは神が造った物のうち、筆頭にあげられる。ベヘモトは川が荒れ狂っても慌てない!誰か正面から捕まえる事が出来るだろうか?それを造った者だけが、剣を携えて近づける。誰か鼻に鉤を刺し通せるだろうか?」
私は誰でしょうクイズですか?ベヘモトって何ですの?あっ、ヨブ知ってる?うん、えー。
カバ?カバの背骨って太いよね!無理です。てか、造った者だけが近くに行けるんでしょ?答え出てますよね。正面に行ったら……殺されます。
「あなたは釣り針でレビヤタンを捕まえる事が出来るか?縄でレビヤタンの舌を押さえつける事が出来るか?あなたは鳥を飼うかのように、レビヤタンを手なずける事が出来るか?」
また私は誰でしょうクイズですか?ヨブ知ってる?……えー。ワニなの。レビヤタンってワニですか?あー、川に住む最強動物ですか。あいつ、は虫類だよね?卵生むよね?
「レビヤタンが起き上がると、強靭な人でさえも恐れる。暴れ回ると人はうろたえる。剣で攻撃しても制圧出来ず、ヤリも投げ槍も歯が立たない。レビヤタンのようなものは地上にいない。恐れを知らない生き物として造られた!誇り高い動物全てを睨み付ける!全ての勇ましい野獣を治める王である!」
何でそんなの造ったんですか?ワニの噛む力はライオンの三倍あるんですよね?水牛もガブリですよね。ヌーが殺られます。じゃ、カバとワニがいる川って最悪ですね。
神様、ご自分の創造物を通して、力のあることを私とヨブに思いしらせました。
ヨブはこの神様の質問に何て答えを出すのでしょうか?人間である自分が小さくて取るに足りない存在だと認めるのでしょうか?
あっ、神様は三人の友をどうするでしょう。しばらく放置してました。
次回、ヨブ最終話となります。ヨブがんばれー!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます