第139話 ヨブ 試練
天では、神様の前に立つ日が定期的にあるようです。会社組織に例えるなら、株主総会みたいなものでしょうか?知らんけど。
イスラエルの神は秩序の神と言われるくらい、全てを組織化します。何億もいる天使たちを仕事別に分けるのでしょう。人間のために働くのです。アダムとイブがエッチして初めて人間の赤ちゃんを見たとき、天使達が喜んだという記述があります。天使は人間大好きです。守護天使?
神様に仕える天使たちは、この定期的な集まりに喜んで参加していました。とそこへ誰か来ました!悪魔サタンです。あんたも参加するんかい。
神はサタンに「どこから来たのか?」と聞くと、「地上を巡り、歩き回って来ました!」と答えます。敬語ですか?羽根あるのに歩くんですか?
アダムとイブを騙した天使が悪魔サタンと呼ばれるようになったことは以前お伝えしましたね。
そのあと、人間の女性とエッチしたくて、人間の体をつけ、ヤリまくり巨人ネフィリムが生まれました。その時、もう天での会議に出ることを許されなくなったサタンは、もっと人間苛めをしたくて地上を歩き回っていたのです。
「私のしもべ、ヨブに注目したか?」神はサタンの考えを見抜いて聞きます。
「ヨブは本当に純粋な気持ちで、神を畏れているのでしょうか?あなたが、彼に祝福を与えたので、あなたに仕えているのではないでしょうか?」
敬語ですが、言っていることはすごいです。神様相手にケンカ売っています。神がヨブに全ての物を与えたので、ヨブはもっと欲しくて仕えてるんだよって事です。
う~ん、そうかもしれない。と思った私は心が汚れているのかしら?御利益主義のハナスです。
サタンは神にある提案をします。
「試しに、彼の持っている全てのものを破壊して、あなたを侮辱しないかどうかを見て下さい!」
ヨブの所有物全てを取り去れば、ヨブは神に文句を言って仕えなくなるに違いないと主張したのです。神様はどうするでしょうか?
「いいだろう!あなたのしたいようにしなさい。けれど、彼の命を取ることはしてはいけない!」
やらせるんかいっ。神様はヨブに試練を与えることを許しました。怖いんですけど。
サタンは次の日から荒れ放題です。
「髪の毛、金髪にしていいスッか?タバコ吸っていいスッか?担任ムカつくんですけど、殴っていいスッか!」とヤンキー中学生に全てを許可した校長先生みたいなものです。
ヨブの家畜と召し使いがシバ人に剣で殺されました。キャー。羊が火で焼かれ、カルデア人にラクダを奪われました。キョーエ~‼
子供たちは長男の家で宴会中、激しい風で倒れた建物の下敷きになり、全員死にました。なんてこったい!驚きが昭和のおばさんになる。
ヨブはその報告を全て聞くと……。
さあ、サタンの思惑通り、神のせいにするでしょうか?ヨブがんばれー!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます