第134話 ヨシュア 太陽が止まる

 裏切り者ギベオン人を倒そうと、五人の王(エグロンの王はデビルと言います。一番奥の、一番後ろのという意味です)がギベオンに攻め入ります。

 

 ヨシュアはギベオン人を助けるために、全軍を率いてギルガルから進軍しました。

「彼らを恐れてはいけない。私は彼らをあなたの手に渡したからである。誰一人、あなたに立ち向かえない!」10:8

 

 神様からの言葉を胸に、ヨシュアは不意打ちをしかけ、夜通し戦います。一つの国を討ち取るのも大変なのに、連合軍です。五人の王も団結してイスラエルを倒しに来ました。


 人間対人間は限界があります。神が介入してくれました。敵を混乱させます。イスラエルの神のよく使う戦略です。誰が敵なのか、味方なのか分からなくさせたり、同士討ちさせたり、イスラエル軍を非常に恐れるように心理的にも影響を与えます。イスラエル軍はギベオンで多くの兵士を殺す事が出来ました。


 敵は怖くなって逃げます。追いかける、逃げる。追いかける、逃げる。


 ベト・ホロンまで追いかけて殺す、殺す殺す。


 殺せなかった敵を神様が殺します。空に注目してください!雨ではなく、雹です。大きな雹を降らせて殺しました。ガクブル。

「イスラエルの剣で死んだ人より、雹で死んだ人が多かった」雹が頭を一撃したのでしょう。獣の巨人が投げた石より痛いですね。知らんけど。


 イスラエルの神様は有言実行。ヨシュアの手に彼らを渡したと宣言しておられますから。


 ヨシュアも戦好きですか?まだ敵が残っていますね。夜にならなけらば、もっと倒せると思ったのですね。天に向かって叫びます。


「太陽よ、止まれ!ギベオンの上で。月よ、アヤロンの谷の上でとどまれ!」

 ヨシュアは太陽と月に命令します。もしかして、ヨシュアの頭にも雹が当たったのかしら?


 明るければ勝因に繋がるのは分かるけど、沈まない太陽はあり得ないですよね。って、「丸一日沈む事はなかった」10:13~14 何ですと?丸一日戦場を照らしたので、もっと殺せました。(書いている自分が恐い。おばあさんは川で洗濯をしていました。と同じノリです)


プチ情報――ヒゼキヤの時もお伝えしましたが、NASAのコンピューターが24時間、つまり一日消えているとデーターを出しているそうです。

 それが、ヒゼキヤの日光後戻り40分と、今回の太陽が23時間20分とどまり事件。足して24時間。

 また、この太陽とどまり事件は、紀元前1207年10月30日に起きた皆既日食ではないかとの見方もあるそうです。関心ある方はお調べ下さいませ。


 五人の王はどうしたでしょうか?雹が当たってお亡くなりになったのでしょうか?


 マケダの洞窟に逃げて隠れていました。そこからヨシュアの前に連れてこられて、処刑。五本の杭につけて夕方まで干します。干すことによって、水分がとび、甘味が増すのかしら?干し柿ではないですね。ハハハ(≡^∇^≡)私の頭にも雹が。


 ヨシュアは、日没後、杭からおろし、死体を洞窟に投げ込んで石で入り口をふさぐように命令します。五人の王の墓となりましたね。残念。


 このあとも、ヨシュアは進軍します。リブナ、ラキシュ、ゲゼル、エグロン、ヘブロンなど次々と攻めとります。そしてまたギルガルに帰還。


 ヨシュアはヨルダン川西岸の都市ギルガルから地中海沿岸の都市ガザまでをイスラエルの土地にすることが出来ました。


 とてもすごい!ブラボー!恐れを知らない司令官、指導者としての能力高っ。お疲れ様。


 しかしまだ敵がいます。そしてまだ征服したい土地があります。ヨシュアがんばれー!


 


 

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