第135話 ヨシュア カナン攻略
ヨシュアが五人の王を殺し、その土地を制圧した事がハツォルの王の耳にも入りました。
ハツォルの王ヤビンは、カナンの北部の町の、マドン、シムロン、アクシャクの王に知らせを送り連合軍を結成します。強いと思っていた五人の王の国が負けたのです。ヤビンは怖かったのでしょう。神風ですか?元寇?蒙古来。
連合軍はイスラエルと戦う為、メロムの泉に陣営を敷きました。おびただしい馬と戦車です。
「彼らを恐れてはならない。明日の今ごろ、私は彼らの全てをイスラエルに渡し、殺させる。彼らの馬の膝のけんを切り、兵車を火で焼かなければならない!」11:6
はいっ、神様の声来ました~‼ヨシュアはいつも勇気を出せるように励まされます。どんな戦術なのか?いつ戦いが終わり勝利できるのか?
イスラエルの神様は丁寧に指示を下さいます。ヨシュアは心強い事でしょう。メロムの泉にいる連合軍に不意討ち攻撃します。
神様の言う通りに、馬の膝のけんを切ります。
戦の犠牲になるのは、いつも馬です。日本の戦国時代でもかなり死んだ事でしょう。けんを切られたらもう死ぬしかない!馬に謝れー。
兵車も焼きました。人間対人間の戦いをイスラエル軍は得意とします。一人も生かしてはおきません。ハツォルの町を火で焼き、王ヤビン処刑。
戦利品や家畜はゲット。マドン、シムロン、アクシャクの町も滅ぼし尽くしました。
ヨシュアは強い!メンタルも強い!鍛え方が違います。何より民からの信頼が厚く、内部で反ヨシュアがいないのも勝因でしょう。
いつの世も、いつの時代も内部分裂は隙を与えますもの。ヨシュアの地位を奪おうとする輩がいないのも凄い事です。
織田信長は浅井長政、荒木村重そして明智光秀に裏切られ自害です。小早川秀秋、前田利家、柴田勝家も裏切りものです。その遺伝子受け継ぐ日本人、今日もどこかで裏切り。謀反。大臣は代わりまくり。今日もどこかで裏切り。今日もどこかでデビルマン。これが言いたかっただけ、笑。
イスラエルの民は「トップに逆らうことは神に逆らうこと」と幼い頃から教えられてきたのでしょう。目的は約束の地に入る事ですもの、争ってる場合ではないのです。
イスラエル軍は素晴らしい指導者ヨシュアのもと、戦い、戦い、戦いまくります。六年間で31人の王を殺し、ついに約束の地全土を征服しました。
おめでとう、お疲れ様ヨシュア。神様から与えられた任務を無事に果たしました。立派です。勇気の将軍ヨシュア、カッコいいです。
もう引退かしら?いや、このあとも大仕事を与えられます。カナンの地を部族ごとに分配してゆきます。頭も良いヨシュア。不平不満がでないように各部族に土地を割りふります。境界線もしっかりと。出来る男は違います。流石だヨシュア。
充実した人生を送ったヨシュア、最期にイスラエル国民に語る事があるようです。
各部族の長と裁判官、役人を集めました。がんばれーヨシュア。もうかなりのおじいちゃん。
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