第43話 ヒゼキヤ 病気になる

「そのころ、ヒゼキヤは病気になって死にかかっていた」列王第二20:1 その頃が何時かは?

 ヒゼキヤ、病気になったんです。まだ40才手前です。しかも死にかかるほどの大病。幼い頃からの超ストレス。親父アハズのせいです。アッシリアのせいです。腫れ物出来ました。(聖書には腫れ物としか書いてありません) 腫瘍?痔?何? 


 そこへ預言者イザヤ登場。お見舞いですか?ヒゼキヤにこう言います。「神はこのように言われました。『あなたの家の者に命令を出せ。あなたは確かに死に、生きないからである』」つまり、死ぬから遺言を書きなさい!とのことです。単刀直入過ぎるでしょ、イザヤ、労うとか、励ますとか、オブラートに包むとかないのかしら?人格疑いますけど。

 それだけ言ってイザヤは帰る。せめて手を握ってあげて。ヒゼキヤにはまだ子供がいないのよ。慰めてあげて……行かないでイザヤァッ。

 

 ヒゼキヤは祈りの人。どんな状況になろうと直ぐに神に祈ります。「神よ、お願い申し上げます。どうか思い出してください。……全き心を持って歩み、あなたの目に良いことを行いましたことを」20:2 祈り終わると激しく泣き出しました。(そばに行って抱き締めたい)

 聖書中の人物はよく泣きます。男の人の方が泣いてる記述が多い。しかも子供のように泣く。ヤコブもダビデもぺテロも大泣きする。私、気がついた!自分に正直になって泣く男の人が好きなのかも。――知らんがな。(読者の声)

 

 そして、イザヤがまだ中庭に出て行かないうちに、神の言葉が彼に臨んだ。20:4

ヒゼキヤ、神様に祈りが聞かれたよ。良かったね。ほんの数分後にイザヤが戻ってくる。そして神様の言葉を伝える。「私はあなたの祈りを聞いた。私はあなたの涙を見た。私はあなたをいやすことにしよう。3日目には、あなたは神の家に上るであろう……あなたの日数に必ず15年を加えるであろう」20:5

 病気がいやされ、寿命が15年のばされるんです。凄いことです。腫れ物に干しいちじく塗ったら回復しました。(いちじくで治るってどんな腫れ物だったの?やっぱ?イチジクだから……キャ、一応52歳でも乙女です)


まだ信じられないヒゼキヤは印として影を10段戻るという奇跡を見せてくれるよう懇願。

 太陽光線に当たった柱の影が階段に落ち、段を下る日時計の後戻り、つまり時間が戻るというもの。イザヤは神に呼ばわりはじめ、神は本当に影を10段戻されました!この奇跡を見たら、寿命が延びる事、信じられるね。15年後には死ぬんですけど……今は喜びましょ。あなたの子孫がイエスキリストへと続かなくてはいけないの。ヒゼキヤ、息子の誕生は必須。だから生きて結婚して子供をもうけましょ。たぶん55歳には死ぬんですけど……。ごめんなさいね。


 息子は出来ます。しかし、その前にもう一度ヒゼキヤ失敗します。ヒゼキヤがんばれー。


 

 プチ情報

 聖書のヨシュア記に太陽が一日止まったとあります。ヒゼキヤの影の戻りは40分間です。

 NASAのコンピューターが惑星の位置を計算していて、失われた一日と40分を見つけたと記事にありました。他の科学者は日食だったのではないかと言います。真実か都市伝説かお好きな方でどうぞ。 

 

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