第26話 ソロモン

 不義の子として生を受けても

 忠実に従順に父を慕い、母を愛した

 若者であるがゆえの謙遜さは

 神に祝福され大いなる知恵を与えられる


 イスラエルの神を真の神と崇め

 捧げる祈りと詩の美しさ

 

 神の目に悪いことをしたのは

 弱さなのか本心なのか

 愛した女たちの誘惑に負けたのは

 最初の人間アダムからの受け継いだ罪

 

 神を心から愛したからではなく

 父ダビデを喜ばせるための危うい信仰


 それでもあなたの知恵の言葉は

 後代に生き、歌の儚さは心をうつ


 

 わたしはソロモンの純粋さに恋をした

 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る