きっと貴女で最初で最後なんだ、純子さん

野口マッハ剛(ごう)

永遠の物語り

暗澹の闇はどこにでもある

引きずり込まれて何千日と囚われる

長い終わりの毎日

生きながらにして死んでいた俺


畏怖の闇を抜け出してもこの身にしみつく

どこまでも暗かった

いつの間にか光が差したんだ

それは小さくて可愛くて

他の者は見向きもしない汚れなき光で

形は人だった

俺に一言、希望という光を伝えた

忘れられない言葉

それは純子さんという光

何気ない言葉

それが本当の恋だとあとから段々とわかった俺


貴女の行動が恋におちた俺からすれば全てが天使だった

夢中になっていた

何百日も貴女を思った

俺の恋心は渡していた

そして俺は泣いていた

恋が破れたから

でも、貴女は俺のそばに居た

俺が再びあの闇に帰らなかったのは純子さんが居てくれたから

ありがとう


時は経ち、次に貴女が死にたいと言った

俺は天から地へ落とされる思いだった

そんなことを言わないで

今度は純子さんが苦悶の闇に飲まれようとしている

俺はその小さな手を力いっぱい引っ張る


行かないで

俺を置いていかないで、純子さん

ひとりぼっちにしないで

俺はまた毎晩涙を流したよ


どうやっても貴女を救えない

でも、わかったんだ

お互いがどこかで信じている

笑顔の貴女

過ぎ去る日々の中に清らかな純子さんを見ている

二人で光へといつか帰りたい


俺はどうしようもなく弱いけど

貴女のことがずっとずっと好きだ


絶望の闇はどこにでもある

負けないように生きていく

これからも貴女に永遠の片思いを誓うよ

小さくて儚い俺の涙

純子さんは俺のたったひとつの光なんだ

いつまでも永遠の光であり続けて

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きっと貴女で最初で最後なんだ、純子さん 野口マッハ剛(ごう) @nogutigo

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