終わりなき
2025 1/2 ページ2
部隊欠員無し、躯体もご機嫌だ。
朝を迎えてやっと前線基地に到着した、ここはかつて福岡と呼ばれていた地域。その海に面している港だ、った場所だ。ハイエスタ達が空で偵察している、なぜならここが壊滅していたから。前線基地があった筈のこの地点に残っていたのは、赤い水たまりと、外側が炭になった、球場に根を張り何かを包み込む植物だけだった。
隊長から通信を受けて、一緒に空で偵察を行っていたハイエスタ達が地上に戻って来た。他に異常は無し。と
「...生存者の救出と作戦基地ベースの立て直しをお願い」
焼くわけにはいかないしな、降りてあの植物の中へ入ってみようと思う。
胸糞悪いものを見たが、書いておく。
生存者は訓練中だったハイエスタが2人だけ、それと死体が1つ。それ以外は何も残ってなかった。
非戦闘員を乗せて逃げた輸送機はとっくに脱出して、囮として実戦部隊が残って抵抗したらしい。3人しか戦える人間はいなかったらしく、ハイエスタ3人分の装備以外のまともな武器は無かった。あって暴徒鎮圧用くらいか。
しかし本当に何も無い。人を攫っただけでは無さそうだ、物資が根こそぎ奪われている。人を攫う宇宙人が、今度は物資まで奪おうとしているらしい。地球の怒りを体現したかの様な奴らだ。
ハイエスタ
・アサダ ヒナコ (14) 光の槍を形成する。
・イシダ リン (15) 影を操る。
故 ・アサダ タマコ(12) 植物を生成する。
別世界の青年の手記 一般人H @kirokugakari
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。別世界の青年の手記の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます