終わりなき

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部隊欠員無し、躯体もご機嫌だ。

朝を迎えてやっと前線基地に到着した、ここはかつて福岡と呼ばれていた地域。その海に面している港だ、った場所だ。ハイエスタ達が空で偵察している、なぜならここが壊滅していたから。前線基地があった筈のこの地点に残っていたのは、赤い水たまりと、外側が炭になった、球場に根を張り何かを包み込む植物だけだった。

隊長から通信を受けて、一緒に空で偵察を行っていたハイエスタ達が地上に戻って来た。他に異常は無し。と

「...生存者の救出と作戦基地ベースの立て直しをお願い」

焼くわけにはいかないしな、降りてあの植物の中へ入ってみようと思う。


胸糞悪いものを見たが、書いておく。


生存者は訓練中だったハイエスタが2人だけ、それと死体が1つ。それ以外は何も残ってなかった。

非戦闘員を乗せて逃げた輸送機はとっくに脱出して、囮として実戦部隊が残って抵抗したらしい。3人しか戦える人間はいなかったらしく、ハイエスタ3人分の装備以外のまともな武器は無かった。あって暴徒鎮圧用くらいか。

しかし本当に何も無い。人を攫っただけでは無さそうだ、物資が根こそぎ奪われている。人を攫う宇宙人が、今度は物資まで奪おうとしているらしい。地球の怒りを体現したかの様な奴らだ。


ハイエスタ

・アサダ ヒナコ (14) 光の槍を形成する。

・イシダ リン (15) 影を操る。

故 ・アサダ タマコ(12) 植物を生成する。



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別世界の青年の手記 一般人H @kirokugakari

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