別世界の青年の手記

一般人H

日記帳

2025 1/1 ページ1

せっかく新年が始まったので今日から日記でも始めてみる。話し言葉と書き言葉がごちゃごちゃしてるかもしれないが、自分しか読まないんだしいいよな。地球字が読めるクソ宇宙人どもが現れたら大変な事になるかもだが


まず、俺は今年で22歳になる。性別は男。名前は 晴空(ハレゾラ) ミチル

H.M.C.Fの、部隊は第二部隊所属

今俺が乗ってるロボットの名前

特殊防衛躯体タイプa 識別コードはマンサ

登録番号の10003から取った名前だ、こいつが気に入ってくれているといいが


今は作戦行動中で、ロウ・ワスカとかいう気持ち悪い宇宙人と戦う為に前線へ移動中だ。このバケモンが地上に現れて6年も戦い続けて、結局人類は狩り尽くせてはいない。

地球に降りた宇宙人を隠蔽し続けてたら、侵略し始めたので、誰かが一人でなんとか倒しました。それからは皆で協力して倒そうとはしてます。

ってのがここ6年の人類だ。挙句の果てには人類同士で潰し合いでも起こそうって奴らもいるんだから恐ろしい。

バカの極みだよな。


7年前、ネットに宇宙人を唯一倒せる「魔法使い」がいる。なんて噂が広がった。が、その時宇宙人はいなかったし、誰も相手にしなかった。

...これが、マンガやアニメの話じゃなくって、本当の話だったから酷いよな。証拠として動画がアップされて、ネットは大興奮して

「存在しないはずの県がある」

「地中には巨大な化け物が眠っている」

なんてクラスメイトと盛り上がった。

しばらくしたら、調子に乗った連中が生放送しながら噂のその場所に行った。だけど何も無かったもんだから、高クオリティの創作だって事で祭りは終わった。まだ「現実」じゃなかった。 それが2018年の話。

でも、2019年になって、それが嘘じゃなかったって理解した。

「存在しない県」の「魔法使い」から、日本全国に向けてある声明が出された。

「世界を救う為に、我々と共に戦ってくれ」

と。


嘘だと疑って信じない人間はいなかった、なぜか?政府からも緊急事態宣言が出されたからだ、「現時刻を持って、世界各国との共同作戦を開始し、宇宙より来たる外敵と戦う」

なんてな。

それからは何もかもが急ピッチで進んだ。

国民防衛の為にシェルターやら砲台、特殊車両開発。それらの情報がSNSやニュースで逐一報告されるばかりで市民は置いてけぼりの生活、これまでとは対して変わらないもんだと思って生活してた。


それから2年が経つと「魔法使い」になる奴が増え始めて、政府から「ハイ・エスタ」って呼ばれるようになった。女子ばっかりなるもんだから、クラスから女子が全員消えた。なんて学校もあったとか。

あとはなんだったか、変な宗教組織が出てきたりもした。「テラ・レプレセンタティブ」

宇宙人と交信しようとしたらしいけど、代表が行方不明になってごたごたして、瓦解、各地にちょこちょこいるとかいないとか。


で、2022年。奴らが現れた。これまでの人類の努力の結果か、はたまたハイ・ワスカのおかげか...三年経った今でも人類は負けてはいない。負けてないだけが。


成人もしてない子供達を戦わせて、それが負けていないと言う事ならば、こんな世界は滅ぶべきなのかもしれない。とか、思う。

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