現実でも物語でも、勝者がいて、敗者がいる。その全てが集約される瞬間が、鮮やかに描かれていた。この少ない情報量に、勝負の全てが詰まっていると思う。
表があるから裏がある。光があるから影がある。そんな当たり前のことを改めて、気づかせてもらえるそんな素敵な作品です。どっちが優れているのかなんて、瑣末な問題でしょう。裏にも表にも、素敵なドラマがあるのですから。