バレンタイン小話

一視信乃

愛があれば、大きさなんて

 14日夜、幼なじみがチョコをくれた。

 見るからに義理だが有難ありがたく受け取ると、


かいに」


 って弟にかよ。


りくにも」


 ってチロルかよ。

 あれ、でも何か字が書いてある?


『スキ』


 驚いて顔を上げると、いつもと違う君がいた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

バレンタイン小話 一視信乃 @prunelle

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ