1/18 0日目夜 栄養表示のある店は便利
処方して貰った薬は利尿剤の他に、尿酸を抑える薬、血圧を下げる薬、血管を広げる薬、血糖値を下げる薬と、不摂生な中年が貰うような薬ばかりだった。
まあ、内臓がボロボロなのだから仕方ない。心臓が治ったとしてもダメージが残る可能性はあるのだから。
食事も今週は内臓に負担をかけないように低塩分低カロリーと、糖尿病患者と同じものにする必要がある。
病院に行く前に食べた朝食は冷しゃぶと味噌汁なのでアウトだと判断し、昼はバナナを二本食べただけで済ませた。
しかし、さっき知ったのだが、どうもバナナはエネルギーになりやすいので糖尿病患者は余り食べないほうがいいらしい。むくみ解消にはカリウムの含まれているバナナがいいってネットに書いてあったから頻繁に食べていたのに…
病院は午前中にレントゲンと採尿と採血と血圧測定をし、夕方にエコーとそれぞれの結果発表と治療の相談をした。
なので、全て終わって薬局で処方箋を貰う頃には夕方を過ぎていた。
とりあえず実家の家族と友人に心臓がヤヴァイという事をメールで伝え、もしも倒れる事があったら親に連絡が行くようにした。
友人からは『治ったら遊びに行こう』という温かい言葉と共に焼き肉の画像が送られてきて○してやろうかと思ったが、母親からは『今から行く』との連絡が来た。
急に倒れたりする事は無いと伝えたのだが、やはり心配性なのだろう。二時間後に姉と一緒にやってきた。
家で話すのもなんだし近所のファミレスへと行き、人数分のドリンクバーと自分の夕飯目的のチキンサラダを頼み、姉が『ここは季節のスープがうまい』というので姉と母はそれを頼んだ。二人は夕食は済ませてきたらしい。
話す内容はメールで伝えた物とほぼ同じだったが、心不全の原因の可能性として『冷え』があるのではないかという話をした。
自分は元々発熱をよくする方で冬でも就寝時に部屋が温かくなる程に発熱をしていたのだが、一昨年辺りからその熱量が下がってきていて、今回の冬は足の先などに冷えを感じていた。
今まで発熱で消費していた水分が発熱能力が下がったことで消費されなくなり、体内に残ってしまっているのではないかという事だ。
実際に岩盤浴に通っていた時は岩盤浴後に短時間だけ体調がよくなる事があったし、唐辛子等の辛い物を食べた後も思ったほど悪くは無かった。
だが、この方法は心臓に負担がかかるので余り行わないほうがいいだろう。無難に暖房を使ったり温かい格好をする事で対処しようと思う。
姉も数年前に諸々の数値が酷くなる経験をしたらしく、その時に体を温めることを主として治療を行ったらしい。もしかしたらそういう血筋なのかもしれない。
というか糖尿病とガンの家系ではあるらしく、死ぬまでに何かは発症するだろうとの事。
二人とは一時間ほど話して解散した。ちなみに今の季節のスープはしょっぱくて余りおいしくなかったらしい。
夕食後に飲んだ薬の影響か、寝ている最中に二時間おきにトイレに起きて尿を出した。
ここ数日はこんなに沢山の尿を出す事が無かったので少し感動した。おしっこが出るというのは素晴らしいことだ。
尿で水分を出したためか横になっても呼吸が苦しくなくなり、頻繁にトイレに起きることにはなったが睡眠の質も上がったように感じる。
もっと早く病院に行って薬を貰ってこればよかったなと思う。
やはり、定期的に検診を受けたほうがいいのだろう。
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