日常の中にある非日常

「うん! あたしも嬉しい。ところでマカの進学先、あたしと同じ大学だけど、大丈夫なの?」

「もちろん。推薦でも良いけど、ミナと一緒に試験受けたいから、受験するよ」

「そっそうじゃなくてぇ。マカならもっと上の大学目指せるんじゃないの?」

「ああ、そんなこと。いーの。私はミナといたいから」

「マカ…。んっ、じゃああたし、頑張らなきゃ!」

「うん。一緒にいられるよう、頑張って」




 ―そう。頑張って。

 ずっと一緒にいられるように。

 その為なら、私は何だってやるから。

 私からあなたを奪うものは決して許さない。

 誰にもあなたを譲らないから…―



【終わり】

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ケータイ電話の都市伝説【マカシリーズ・1】 hosimure @hosimure

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