マルイチさん

小川貴央

第1話 マルイチさん


「マルイチさん」


~~~~~~~~~~~~


何で”バツ”とか言うんだろう?


”バツ”って言葉は好きじゃない


共に伴侶の誓い立て

愛し合った二人なら

それは本物だったはず


だったらバツは言わないで

それさえバツと消さないで


色んな訳もあっただろう

哀しみ乗り越え今に来た


泣いた場面は許し合い

笑顔の場面は想い出に


今は過ぎ去り過去のこと

それはそれでも”マル”として


例え短く儚くも

それはそういうご縁だと・・


もしも言うなら”マルイチ”さん


新たな旅に出るために

これまで共に寄り添った

辛い過去にもありがとう


いつか優しく振り返り

笑って思える時は来る


終着駅は未だ先だ

希望の駅に乗り換えて

未来列車に飛び乗ろう


トンネル、鉄橋多いけど

夢の旅路はこれからだ


列車は前しか進まない


列車は前しか進まない


幸せ駅へと向かってる



幸せ駅へと向かってる

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

マルイチさん 小川貴央 @nmikky

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ