第34話 過保護がいいのか自由がいいのか

第34話 ひとつの籠、ふたつの卵

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885843307/episodes/1177354054885905327


☆修正箇所は漢字、主語の補足などすこし。(第一部、けっこう主語がわからない箇所が多い (;´ロ`))


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 陰謀の謎解きは、ここでだいたい終了。

 五公会で、リアナのお芝居にのってくれるデイ。そして、彼女をケイエへ見送ることに。


 デイはなんだかんだ、対等なパートナーとしてのリアナの自由意思を尊重しているので、こういう場合は危険に配慮しつつも彼女を信頼して送り出す、というのが全話通じての彼のスタンス。

 一方、フィルバートは「わずかな危険性でもあれば絶対に彼女を送り出さない」「必要なら自分がずっと貼りつく」スタンスだろうか。全編を通じて、先まわりしながら危険の目をつんでいっている感じ。


 リアナは過保護にされるのは好きではないので、結局はそのへんがデイミオンを選んだ理由なのかもしれない。でも、フィルがいなかったらリアナは何回か死んでるので、デイミオンのスタンスが必ずしも正しくもないような気が……。


 第四部でちょうどいま、デイとフィルが対立しているもんで、ここでもそんなことを考えてしまった。

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