第33話 ミヤミとテオはフィルの代弁者でもある

第33話 まだなにかある

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885843307/episodes/1177354054885905321


☆修正箇所

・漢字を減らしたり、多少


===========

【あらすじ:エサルは領地からの報告を受け取る。リアナはその場に居合わせ、里を襲撃したデーグルモールの背後にはアエディクラがおり、南部領ケイエは再び狙われるはずだという予測を披露する。エサルは狼狽する。部屋に戻ったリアナは、真実のさらに奥にあるものに気がつき、戦慄した。】


 ややこしいことを、なるべく会話のなかで説明しようとしていて、あまり成功していないかもしれない……。ともあれ、リアナ一人で考えていると画面(映像)が止まってしまうから、伝令竜を受け取るとかの動きとセットで考える。


 後半、リアナは里の襲撃のもうひとつの真実(襲撃したのはデーグルモールだけど、子どもたちを殺したのは里長のウルカ)に気づいてしまう。本当はこのシーンでは、フィルが寝台のそばにいるはずだったのだけど、彼はアーシャ姫とサラートの動きをスパイする仕事をしているので、出せなかった。


 フィルは献身的にリアナに尽くしているが、それを口にすることはないし、実は意外と近くにいないことが多いので、部下のハートレスたちが彼の代弁者みたいになっている。第一部だとテオ、第二部はミヤミ、第三部はヴェスラン、第四部はケヴァンが、フィルがリアナに言いたいセリフを代わりに言っている。


 里の子どもたちの名前を思いだして悪夢を見るリアナに、ミヤミは「もう忘れるように」と言う。「わたしたちが石に刻みますから。あなたの代わりに」と。


 これはもともとフィルのセリフで、寝台のうえでおでこをくっつけて、

「あなたはもう忘れてください。俺が石に刻むから。あなたの代わりに」と言っていた。蛇足ー!! でも言ってすっきり。二部、三部でも同じようなシーンがあるのでここは削るかもしれない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る