第23話 良いことと悪いことと
第23話 良いことと悪いこと
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885843307/episodes/1177354054885857043
創作のお約束、「良いことと悪いことがある。どっちから聞きたい?」。
リアナをかばって暴力を受けたデイミオンと、彼を手当てするリアナ。里の襲撃もあり、リアナは興奮しやすくなっていて、満身創痍のデイにすがって泣いている。泣くな、と〈呼ばい〉で語りかけるデイ。
デイミオンの「演技」を見せられ、声を抑えていたリアナが、その不安と恐怖のなかで〈呼ばい〉を使えるようになるというのが自然でいいかなと思って組み立てた。(声を出したいのに出せない=〈呼ばい〉、つまりテレパシーが使えるようになる)
身体の一部に触れていたほうが〈呼ばい〉が届きやすいので、という名目で密着している二人。緊縛の美青年の胸もとにもたれかかるヒロイン、ふふふ、楽しい。
誘拐犯たちの出自を推測することとあわせて、リアナが体験していない親世代の戦争の話も出てくる。
この過去語りがちょっと悲惨すぎるかなと思い、微妙にマイルドに書き換えた。最近思うに、ちょっと私の創作の好みはグロテスクだったり悲惨に寄りすぎるときがある気がするので……。
このあたりの王国の闇の歴史を包み隠さず話すのがデイ、リアを傷つけないよう秘密にするのがフィル、という違いもあったりする。(このスタンスはその後もずっと続く)
どちらの男性が正しい、というのでもないと思いますが、いかがでしょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます