思い出のかけらが僕らを導く

最先端技術による世界に二つとない機械「Eyesroid0(アイズ・ロイド)」に関わった二人の仲間が忽然と姿を消した。
桜蔵と珪は地道にその調査を続けていた。真実にたどり着くために。
そして彼らの前にかつての友人とそっくりな少年が現れ物語は大きく展開する。

これは謎を追う「SFミステリー」の形をした「癒され小説」なのだと思う。
小柄であどけなさが残った桜蔵と真面目で彼のお兄さん的ポジションを担う珪との絡みはハートフルで、見ていてとても心温まる。
私個人としては桜蔵のムスッとした表情や珪に甘える様子がとてもどストライクだった。もう彼のことをギュッと抱きしめてやりたい。もしくは珪に優しく抱きしめられているところを遠目から見ていたい。

ここから先、物語の核心部分が描かれていく中で二人の関係性に亀裂が走る、なんてこともあるのだろうか・・・?
できれば最後まで二人には仲良く愛し合っていて欲しいと願っている。

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