「夜御殿はどうだった? 」
「黒光りの邪気棒が三度ほど入り込んできたけれど、逆に襲ってやったら簡単に祓えたわ。楓くんの方は?」
「弘徽殿の西に小さな女の子が出たって話を聞いたけれど、陰陽師が愛でていたので、僕は影から見守っていたよ」
「それは紳士として正常な行いね!」
「何はともあれ、宿直明けの花祝ちゃんが元気そうでよかったよ。今日のうちに君の顔を見ておきたかったんだ」
楓の言葉に、花祝の頬が熱くなる。
「顔を見ておきたかったなんて、そんな甘い笑顔で言われたら勘違いしちゃいそうだよ」
「させてるんだ」
(えっ……!)
「それよりさっきから花祝ちゃんの胸が肘に当たってるんだけど」
「当ててるの」
(えっ……!)
作者からの返信
ウブそうな二人が、実は相当合コン慣れしてた、みたいなくだりですねw
この先食われるのは果たしてどちらなのか、龍虎が対峙するかのような一進一退の駆け引きを影からこっそり見守りたくなりますね!
編集済
甘酸っぱさに耐えかねたのは、花祝や小雪だけではありませんよ(〃▽〃)
こんなにも甘いセリフを平気で言ってくるだなんて、何してくれるのですか。思わず読んでて悶絶してしまったじゃないですか(#^^#)
楓くん、本当に無自覚で言ってるの? それとも本当は、本気で花祝の事を……なんて事を、考えてしまっています((ノェ`*)っ))タシタシ
作者からの返信
聞いている方が甘さにやられているだなんて、当の本人はまったく気づいていなさそうです(*´艸`)
楓としては、思ったことをストレートに言葉にしているだけのようですけれど、そうだとしても花祝を憎からず思っていることは確かですよね(/ω\*)
楓くん、陛下とはまた違った魅力の持ち主ですね~(*´▽`*)
爽やかな容貌から繰り出される無自覚に甘い言葉の数々……っ(*ノωノ)
小雪ちゃんと一緒に「くあぁっ!」と叫びたくなりました!( *´艸`)
作者からの返信
楓くんは天然なスイーツ男子をイメージしています(*^_^*)
自分では思ったことをそのまま伝えているだけのようですが、聞かされた方は胸が焼けつくような甘さに身悶えてしまうという(笑)
楓くん、何という天然タラシ……!
小雪ポジションで見守りたいです(*´Д`*)
作者からの返信
小雪には読み手の方の期待を代弁させております(*´艸`)
意欲的、意識的に女をたらし込む帝と違い、とても紳士的で誠実なタラシの楓です☆