第3話そうだ、労基いこう
あらすじ
レットマンとブルーマンに様々なパワハラを受けた、グリーンマン(本名 田中)
親に「仕事辞めたいんだけど」と相談するが、
「3年は続けてみろ」と親に言われ、殺意を抱くようになる。
このまま仕事を続けていたら頭がおかしくなると思ったグリーンマンは、親に内緒で仕事を欠勤し、労働基準監督署に向かうのであった。
(クソが!!労基どこだ!クソが!!)
グーグルマップで労働基準監督署と検索をかける。
(以外!!近所!!)
グリーンマンは、車に乗り込み労働基準監督署に向かうのであった。
向かう途中電話がかかってくる。
相手は、この仕事を紹介してくれた人材派遣会社の加藤だ。
「あっ、もしもし、田中ですぅ。」
「もしもし、加藤です。お世話になっております。田中さん今日どうかされましたか?何の連絡もなく今日戦隊を休んでいると先ほど先方から連絡がありまして。確認のために電話させていただいたんですけど。何かありましたか?」
「いや・・・・。ちょっと今日ぉ。体調不良で・・・・。はい」
「体調不良?・・・・。かぜですか?」
「まぁ。はい。かぜです」
「なるほど。わかりました。先方には、そのように伝えておきますので、今後体調不良などで休む際は、必ず先方に連絡してから休むようにしてください。」
「わかりました」
「はい。では失礼します」
「失礼します」
(・・・・。)
数分後、労働基準監督署に到着。
中に入ると、スーツを着た仕事ができそうな人たちがパソコンで資料を作ったり、なんか重要そうな書類に目を通していたり、何もせずに机に座っていたりしていた。
「どうかされましたか?」
と仕事ができそうな若いイケメンの男性が声をかけてきた。
「あっ。あのぅ、パワハラの相談て、できますか?」
「あっ、はい。わかりました。椅子におかけになってお待ちください。担当のものをお呼びいたしますので。」
と言われ、白いオフィスデスクみたいなやつの前にある椅子に座った。
数分後、眼鏡をかけたおっさんが来た。
「どうも初めまして。石井です。えっと、パワハラの相談ということで、今係の者から聞いたのですけど、大丈夫でしょうか。」
「はい、大丈夫です。」
「えー、はい。ではですね、具体的にどのようなことをされたのかお聞きしたいですけれど。よろしいですか」
と言うと小さいメモ帳とペンを取り出す。
「あっ、はい。あのー。・・・・(以下略)」
「なるほど。暴力を振るわれたと。」
「はい。」
「となるとですね。警察に相談するほうが良いと思います。労働基準監督署は、賃金の未払いとかなら、対応できるんですけれど、暴力を振るわれたとなると、警察に相談するほうが良いと思います。」
「・・・・はい。・・・・わかりました。」
「・・・・」
「・・・・」
「ほかに何かありますか」
「特にないです。ありがとうございました。」
「はい。どうも」
とぼとぼ歩いてグリーンマンは、労働基準監督署を出て、車に向かい。乗り込んだ。
(・・・・。警察署。行くか。)
数十分後、警察署に到着。担当の者に相談したが結局何もしてくれなさそうだ。
地方戦隊ブラックレンジャー @taka-
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。地方戦隊ブラックレンジャーの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
近況ノート
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます